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小説、本

「C市からの呼び声」の感想。ちょっと笑えるクトゥルフホラーで、酔歩する男、玩具修理者の続編でもある。

小林泰三の原点とも言える「玩具修理者」。日本ホラー小説大賞の短編賞をとったこの短編、実は思いっきりクトゥルフ神話体系に組み込まれたお話でした。けっこう売れてる本だと思うのですが、日本のクトゥルフものとしてはかなりメジャーなお話なのではないでしょうか。 他の小説でもそこここにクトゥルフの影がちらつく小...
小説、本

小林泰三「人外サーカス」の感想。なんと、ネフィリムの続編。

帯を見ると、サーカス団が森で吸血鬼と戦う話。なにか秘密もあるらしい。 吸血鬼?吸血鬼というと、同作者では「ネフィリム 超吸血幻想譚」というヴァンパイアものがすでにあるんですが、まさかあれの続編なんでしょうか。タイトルからして全然雰囲気ちがうけど。 そんなことを思いながら読み始めてみると、なんと思いっ...
おもったこと

迷惑メール対策に「迷惑メール情報提供用プラグイン」が効果てきめん?迷惑メールが来なくなりました。

毎日たくさんのスパム、迷惑メールが送られてきます。 スパムメールは他のサイトに偽装したフィッシングだったり、脅迫メールだったりしてこれも困りますが、送り主は踏み台にされてアドレスを利用されているだけ、ということもよくあるようです。あと、英語のメールがとても多い。日本語の場合でも、明らかに外国人がかい...
小説、本

「高慢と偏見、そして殺人」の感想。高慢と偏見(自負と偏見)の続編で、ダーシーとエリザベスが殺人事件に巻き込まれます。ドラマ化されてます。

P・D・ジェイムズが90歳をこえてから発表した作品。それだけでもけっこうびっくりなんだけど、それがイギリス文学の傑作「高慢と偏見」の続編ということでなおさらびっくり。 高慢と偏見とは。 「高慢と偏見」についてざっと説明。ジェーン・オースティンという女性がかいた小説で、貴族間の身分を超えた恋愛/結婚を...
小説、本

小林泰三「ドロシイ殺し」の感想。ファンは必読。「玩具修理者」「酔歩する男」関連作です。

小林泰三のおとぎの国シリーズ?「ドロシイ殺し」です。 アリス殺し、クララ殺しに続いておとぎの国シリーズになるんでしょうか。こんかいはドロシイ殺しということで、有名どころのオズの魔法使いがネタ元になりました。 独特の世界が魅力のシリーズ。 主人公である井森の活躍しているのかしていないのかわからないキャ...
映画

映画「デンデラ」の感想。人食い熊vs捨てられた老婆たち。

デンデラ。楢山節考の続編といっても言いような話で、姥捨て山に捨てられた老婆たちが実は生き延びて集落を形成していた、という話。老婆たちは自分たちを捨てた村に復讐するべく鍛錬を積み、老婆たちが50人になったところで村への進軍を開始するが、予期せぬ困難が迫りくる…。 この映画は二層のみかたができて、ひとつ...
アニメ

アニメ「ハイスコアガール」の感想。

これも一気観したアニメ。面白かった。 原作は版権の問題で一時連載中断されていた押切蓮介の漫画。ゲームの腕以外に取り柄のない少年がひょんなことから同じくゲーマーのお嬢様と親しくなる、格闘ゲーム/レトロゲームを物語の主軸にした恋愛マンガ。 CGキャラがとてもよかった。 押切蓮介の絵は割と独特なところで進...
アニメ

ネットフリックスの「バキ」の感想。

これも一気見したアニメ。なかなか面白かった。というより、前半は間違いなく面白かったが、後半で失速した。 格闘アニメなんだけど、登場人物がほぼ全員常軌を逸した能力の持ち主である点が面白い。まず、主要な登場人物6人が全員死刑囚。そして絶対に脱獄不可能な刑務所を脱獄する。死刑を執行されても死ななかったり、...
アニメ

アニメ「ガンゲイル・オンライン」の感想。

ネットフリックスでアニメをイッキ見した。 ガンゲイル・オンライン。これは面白かったほう。対戦型のオンラインゲームは大流行しているが、このアニメはそういうシューティングゲームの世界が舞台になっている。 ほんの少し未来の話で、この世界でのゲームはVRシステムを使って仮想現実で行われる。2019年現在のV...
小説、本

ポール・オースター「トゥルー・ストーリーズ」の感想。ジャージー・コジンスキーがでてきてびっくり。

面白くなるように脚色しているから面白いのか、それとも当たり前の出来事でもさも面白い話のように語る口調が面白いのか。 内田百閒の文章は、ただ電車に乗った、というようなことを書いてるだけなのに面白い。これは8割位は文章の力で、些細な出来事、当たり前の行動をことさら針小棒大に書いてみせたり、あるいはいきな...
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