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小説、本

うつ病などの精神病を「治す」方法があるかも。「脳科学で人格は変えられるか」の感想。

タイトルから、勝手にマッドサイエンティストが人格改造を試みるような本を想像していたら全然違った。むしろイントロ部分はポジティブシンキングでハッピーライフを目指しましょう、みたいな自己啓発本に近いノリ。 そもそも原題は"Rainy Brain, Sunny Brain"で、内容も悲観的な考えを司る脳の...
映画

IT 第2章、予告がでましたね。2019年9月6日公開(アメリカで)。日本では11月1日公開。

忙しくて、見ようと思っていた映画も観てないし、本も読んでないし、ドラマも観ていない。 そんななか、IT 第2章の予告編が公開されましたね。 一足先に本編をみた原作者スティーブン・キングによると、出来栄えは"terrific"だそうで。これがお世辞なのかたんなる宣伝なのかはわかりませんが、前作の出来か...
小説、本

「Xと云う患者」の感想。芥川龍之介とノワールの邂逅。「暗黒の詩学」が狂いゆく龍之介の心象風景によくあっています。

芥川龍之介にまつわる短編集。龍之介が主人公で、面白いのは芥川龍之介自身の小説を利用して構成されているところ。内容も、基本的に事実というかいろんな伝聞やエッセイなどに現れる芥川龍之介を描いているので伝記的な作品でもある。芥川龍之介がどんどん狂っていって自分の小説に取り込まれていくような。 芥川龍之介の...
小説、本

赤松利市「らんちう」の感想。貧困、洗脳セミナー。社会派ミステリ。

たまたま買ったミステリマガジンで読んだ著者の経歴がとても面白く、それで興味をもって買った本。小説家になるまでが波乱万丈です。 結構すごい波乱万丈の経歴。 新卒で消費者金融に入社、七年後に本社勤務、さらに支店長となり大きな仕事をまかされ毎日朝四時まで残業してスーパー銭湯で眠るような生活のあげく、半年で...
小説、本

ジョン・ウィンダム「トリフィド時代」の感想。ゾンビの元相とも思える社会派SF、心地よい破滅ものの古典。

ジョン・ウィンダムの古典的SF小説、「トリフィド時代」。「トリフィドの日」というタイトルでも出ている。映画版は「人類SOS!」というなかなかの邦題がつけられています。新訳がでたということで、読んでみました。 これはとても有名なSF小説で、いわゆる心地よい破滅もの(コージー・カタストロフ)の代表作。で...
おもったこと

テーマをSimplicity2からCocoonに変えました。Cocoon設定が保存できないトラブルがやっかいだった。

このサイトを作ったのも、もともと何年か前にワードプレスのサイトを作るのを頼まれ、パソコンやHTMLにまったく詳しくない門外漢なのにしかたなく作ったのが最初のきっかけでした。 ホームページは手打ちのHTMLで作るもので、ワードプレス=難しい専門家がやること、という印象でしたが、やってみたら簡単でした。...
ドラマ

メキシコの学生43人失踪事件を追求したドキュメンタリー。政府の腐敗、マフィアとのつながり、不幸な偶然。「アヨツィナパの43人」の感想。

メキシコの学生が43人失踪した事件を追求したドキュメンタリー。 メキシコといえば、麻薬抗争がらみでしょっちゅう行方不明者がでたり人が死にまくったりしている恐ろしい地域がある印象。その一方で、ふつうに観光に行ってなんの危険も感じなかったという人もいるし、何年かそこで働いていたけど全然普通だったという人...
映画

「哀しい獣」の感想。勢いのある韓国フィルム・ノワールの良作、分かりづらい点はあるもののおすすめ。

評判のいい「哀しい獣」を観ました。 全体的に観て、確かにこれは面白い映画でした。とくに前半。人生に行き詰まった男が人殺しの仕事を請け負って韓国に渡り、依頼を遂行すべく調査を進めるあたりはすごく面白く、良質なフィルム・ノワールだと思いました。 主人公は北朝鮮、韓国と隣接する中国内の延辺朝鮮族自治州(え...
小説、本

陸秋槎「元年春之祭(がんねんはるのまつり)」の感想。中国、歴史、少女、本格ミステリの傑作。

ふだん、どっちかというとアメリカイギリスの本を多く読んでいると、別の文化の本も無性に読みたくなることがある。文章のリズムが違う気がして、やっぱりどちらも魅力的。 で陸秋槎の「元年春之祭」。作者自ら怪作と呼ぶだけあって、かなり独特な読後感を残すインパクトの強い本でした。おもうに、それまで小説を書いたこ...
ドラマ

キングの「ザ・スタンド」、ついに再映像化。

ようやくというか、本当にというか、「ザ・スタンド」が再ドラマ化です。まえまえから噂はありましたが、今度は本当のようです。 最初は「ダークタワー」とコラボみたいな話もありましたね。2017年にドラマ化の噂がでて、その後2018年、実際にCBSが制作にとりかかっていることがわかりました。これは「ダークタ...
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