2018-10

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ドラマ

ウォーキング・デッド シーズン9序盤の感想。

ウォーキング・デッドのシーズン9が始まりました。このシーズンで主人公のリックが降板。さらに主要メンバーだったマギーも降板と、一体どうなるの?という興味があります。 というより、いまこのドラマを見続けているのは半分くらい惰性。もともと長く続くシリーズはそういうふうにだらだらみてしまう要素があるけれど、...
小説、本

「密室・殺人」の感想。優れたミステリー。ホラー要素はちょっとありますが、ホラーではありません。

密室・殺人。タイトルからしていかにも本格もののミステリーなんだけど、どうしてこれが角川ホラー文庫で出版されたんだろう。作者が「玩具修理者」の著者だったから、というのが大きな理由だと思う。作中にもホラーっぽい要素が入ってはいる。それはアクセントのようでありながら、物語の根幹(とわたしが思う部分)に密接...
小説、本

貴志祐介「ミステリークロック」の感想。

貴志祐介のミステリークロック。「「鍵のかかった部屋」待望の続編」と帯にある。そんなに待ち望まれていたのか。「防犯探偵・榎本シリーズ」ともある。いつのまにかそんなシリーズになっていたのか。まあ、ドラマ化されてるくらいだし、人気あるのかな。個人的には「新世界より」の前日譚を早くまとめるか、「悪の教典」の...
小説、本

「リテラリーゴシック・イン・ジャパン」の感想。代金分の価値はある。幅広いジャンルの作品から構成された素晴らしい作品選。

リテラリーゴシック。そもそも現在におけるゴシックとはなにか、というのがよくわからないのであり、さらにリテラリーとつくゴシックが一体何を意味するのか非常に興味がそそられる点であるが、まずは序文を読んでもらいたい。そしてゴシックという言葉に興味をもったら、とにかく読んでみてください。 まとめ いきなりま...
小説、本

小林泰三「安楽探偵」の感想。

これも連作短編集。タイトル通り、オフィスに居ながらにして依頼人の証言だけで事件を解決する「先生」の話。先生と依頼人の会話、それと「助手」の合いの手で進んでいくお話です。 この本は小林泰三の作品の中ではやや小粒で、出来としては中の上くらいだと思う。しかし、この短編集には連作のよさがとてもよく現れている...
小説、本

麻耶雄嵩「鴉」の感想。

本格推理をよく知らない私が手を出していいのかわかりませんが、率直な感想。 まず、主人公の名前が珂允(かいん)で、弟が襾鈴(あべる)。弟の死の謎を解きに珂允が向かったのは文明から孤絶した山奥の村で、村人はみんな和服を着ている。テレビはおろかガス水道もなく、電気が通ってない。で、探偵役の名前がメルカトル...
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