小説、本

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傑作映画の原作、「ピクニック・アット・ハンギングロック」の感想。

大ヒットした映画「ピクニックatハンギング・ロック」。これは昔見て、輸入盤DVDを買ってしまうくらい気に入っていた。内容は結構忘れてしまったけど。 幻想的な雰囲気が素敵なピーター・ウィアーの出世作、映画「ピクニックatハンギング・ロック」 夢幻的な映像美と、事件が解決しないままにどんどん出来事が...
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殺人教師による児童のいじめ。しかし、全て嘘でした。「でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相」の感想。

福岡で起きた、教師による児童のいじめ。少年はひどいいじめを受け、あげくに死ねと言われ自殺未遂までし、PTSDを発症して閉鎖病棟に入院。マスコミでも広く報道され、「殺人教師」としてその行状が紹介された教師は停職6ヶ月の処分を受ける。そしていじめをうけた児童の両親が福岡市と教師を相手取って民事訴訟を起こ...
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「亡命ロシア料理」。そこはかとなくユーモラスなエッセイ集。実用的でもあります。

いろんな国の料理が、和風のものから本格的なものまでいろいろ食べられる日本ですが、ロシア料理はなかでも馴染みがないほうだと思う。ボルシチとかピロシキとかは多くの人が知っている。でも、知ってるけど実際に食べたことはない、という人もたくさんいることでしょう。 わたしもろくに食べたことがありません。そして...
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小松英雄「徒然草抜書 表現解析の方法」の感想。文献学的手法で今までの杜撰な解釈を一新する可能性。

学校の古文の教科書には必ず出てきて、だれもが冒頭くらいは知っている「徒然草」。 それを文献学的アプローチから解析してみようというのが小松英雄「徒然草抜書」。これは過去に出版された単行本を下敷きに、そうとう加筆修正して文庫化したものだそうです。講談社学術文庫で出ています。 この本では、解釈について...
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「私の「漱石」と「龍之介」」の紹介。内田百閒の文章で、夏目漱石と芥川龍之介が出てくるものをほぼすべて収録した随筆集。

「百鬼園 戦前・戦中日記」出版の記念に百閒の別のエッセイ集をとりとめもなく紹介します。「私の「漱石」と「龍之介」」です。 内田百閒の随筆のなかで、夏目漱石と芥川龍之介がでてくる箇所をほぼすべて抜き出した随筆集。(全て、だったかもしれない)もちろん内田百閒の随筆集としても楽しめる。 割合でいうと夏...
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山本夏彦「二流の愉しみ」。昔の本だけど、古びない。いつでも通用するエッセイ。

お気に入りの作家の本はときどき読み返すことがある。あとは時々、昔読んだ古い本を見つけて懐かしさに読み返してみたりすることもある。 ただ、どの本も内容が陳腐化しないでいつも通用するわけではない。だいたい、古びてきたり、時代遅れになったり。なんというか、今の時代にそぐわない感じがしてくるものがよくある...
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うつ病などの精神病を「治す」方法があるかも。「脳科学で人格は変えられるか」の感想。

タイトルから、勝手にマッドサイエンティストが人格改造を試みるような本を想像していたら全然違った。むしろイントロ部分はポジティブシンキングでハッピーライフを目指しましょう、みたいな自己啓発本に近いノリ。 そもそも原題は"Rainy Brain, Sunny Brain"で、内容も悲観的な考えを司る脳...
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「Xと云う患者」の感想。芥川龍之介とノワールの邂逅。「暗黒の詩学」が狂いゆく龍之介の心象風景によくあっています。

芥川龍之介にまつわる短編集。龍之介が主人公で、面白いのは芥川龍之介自身の小説を利用して構成されているところ。内容も、基本的に事実というかいろんな伝聞やエッセイなどに現れる芥川龍之介を描いているので伝記的な作品でもある。芥川龍之介がどんどん狂っていって自分の小説に取り込まれていくような。 芥川龍之介...
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赤松利市「らんちう」の感想。貧困、洗脳セミナー。社会派ミステリ。

たまたま買ったミステリマガジンで読んだ著者の経歴がとても面白く、それで興味をもって買った本。小説家になるまでが波乱万丈です。 結構すごい波乱万丈の経歴。 新卒で消費者金融に入社、七年後に本社勤務、さらに支店長となり大きな仕事をまかされ毎日朝四時まで残業してスーパー銭湯で眠るような生活のあげく、半...
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ジョン・ウィンダム「トリフィド時代」の感想。ゾンビの元相とも思える社会派SF、心地よい破滅ものの古典。

ジョン・ウィンダムの古典的SF小説、「トリフィド時代」。「トリフィドの日」というタイトルでも出ている。映画版は「人類SOS!」というなかなかの邦題がつけられています。新訳がでたということで、読んでみました。 これはとても有名なSF小説で、いわゆる心地よい破滅もの(コージー・カタストロフ)の代表作。...
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