小説、本

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小説、本

「恐怖 ダリオ・アルジェント自伝」を買った。イタリアのホラー映画の巨匠ダリオ・アルジェントの自伝。

まず結論から言うと、この本は買い。必読。 原著は2014年に出ている。2019年には英訳版がでているのだが、こちらは訳者による注釈やたくさんのスナップ写真が追加されている。そしてこの日本語版には、英訳版にある注釈やスナップ写真がそのまま収録されている素晴らしい仕様となっている。 舞台裏を知ることで映...
お金

「JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則」の紹介。

新NISAにあわせて、投資関係の本を読んだので感想を書きます。 「JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則」という本で、過去100年くらいの株価などを統計的に分析してどのように投資するのが最適なのかを教えてくれる本です。新幹線で移動する機会があったので、乗って...
小説、本

スティーブン・キングの小説「ビリー・サマーズ」(“Billy Summers”)の感想。

ようやく読んだキングの小説、"Billy Summers"。すでに映画化権が売れていて、ディカプリオ主演で映画化されるらしい。 主人公ビリーは腕利きのヒットマン。殺しから足を洗おうと思っている彼が最後に引き受けた仕事は、とある事件の証人になっているワルを暗殺するというものだった。簡単な仕事で報酬はた...
小説、本

スティーブン・キングの小説 ”Later”の感想。

相変わらず精力的に執筆を続けるキング。最近の小説では、ホラーとかファンタジーとは別ジャンルのクライムノベルで、殺し屋が主人公のやつが評判いいらしい。じゃあ読んで見るかとkindleで購入したのが"Later"。 でも読み始めてどうもおかしい。殺し屋とか出てこないし、主人公は少年で一人称だし。変だな、...
小説、本

ピーター・ストラウブ死去。

ちょっと早くない?まだ79歳なのに…。 しかし、意外と悲しみや喪失感はなかった。 2010年の"dark matter"を最後に長編はもう10年以上書いていないし、その後は"dark matter"に関連した中編一つと、別の中編が一つ出ているだけ。 キングと共同でタリスマンの続編を執筆する計画がある...
小説、本

「我々は、みな孤独である」の感想。輪廻転生ミステリー?ハードボイルド?

貴志祐介の本というと緻密な構成の密室殺人であったり、人格破綻した犯罪者を描いた本であったり、最近はミステリーぽいのが多い。しかしISOLAは幽体離脱をネタにした物語だったし、ダークゾーンは登場人物が将棋の駒になってしまう異次元空間の話だったりと超常現象ネタとかSFぽい話もたくさんある。新世界よりは完...
小説、本

小林泰三「未来からの脱出」の感想。

あーあ。もう読めないのかと思うと悲しい。小林泰三の「未来からの脱出」を読みました。 「未来からの脱出」というと、1960年の白黒SF映画が同タイトルでテレビ放送されたことがあった。昔の映画でちゃちい作りなんだけど結構いい雰囲気で、深夜に見ていてかなり面白く感じた記憶がある。 小林泰三氏も当然その映画...
小説、本

皆川博子「少年十字軍」の感想。

11世紀から始まる十字軍。歴史の授業とかで聞いてたときにはふーんって感じでなんの興味もなかったが、今になって多少当時の世界がどんなだったのか興味がでてくると、十字軍という活動がにわかに興味深いものに思えてくる。 神のための崇高な活動だったはずが結局は権力と欲に突き動かされた人間らしい略奪行為に堕して...
小説、本

小林泰三、死去

2020年11月23日、小説家の小林泰三が亡くなった。 今年もっとも衝撃をうけた出来事の一つです。まだ58歳、ばんばん新作も発表していた氏がまさか亡くなるとは…。 殊能将之の死も驚きましたが、亡くなったあとで読んだのでそれほどの衝撃は受けませんでした。小林泰三さんの場合、現在進行系で読んでいる作家で...
小説、本

ケン・リュウ短編集「もののあはれ」の感想。

もののあはれ 過ぎ去った日々の追想、遠い未来からの郷愁、失われていくものへの思いに彩られた短編集。単行本では1冊の短編集だったものが「紙の動物園」「もののあはれ」と2冊に分けて文庫化された。 「もののあはれ」には8つの短編が収録されている。どれもSFとして読みやすく、一般にも響く内容になっていると思...
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