小説、本

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「完全・犯罪」の感想。

小林泰三の短編集です。 タイトルからするとミステリ小説っぽいわけですが、そうではありません。不条理ネタあり、SFありでいろいろですが、意外なことにミステリはありません。あれ、でも裏表紙とかオビとかではミステリ短編集って書いてあるな。じゃあ、これもミステリなんでしょう。でも、いわゆる推理小説ではあり...
お金

「敗者のゲーム」の感想。投資信託を考える人には必読の本。

2018年11月、ここしばらく株価の下落、横ばいが続いている。で、投資信託も軒並み下がっているものが多い。で、テレビで紹介されて絶対儲かる!と誤解されよく売れてたひふみ投信ももちろん値を下げている。で、儲かると思って買った人たちの一部が、話が違う!と慌てふためいている。ひふみ投信を運営しているレオス...
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「密室・殺人」の感想。優れたミステリー。ホラー要素はちょっとありますが、ホラーではありません。

密室・殺人。タイトルからしていかにも本格もののミステリーなんだけど、どうしてこれが角川ホラー文庫で出版されたんだろう。作者が「玩具修理者」の著者だったから、というのが大きな理由だと思う。作中にもホラーっぽい要素が入ってはいる。それはアクセントのようでありながら、物語の根幹(とわたしが思う部分)に密接...
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貴志祐介「ミステリークロック」の感想。

貴志祐介のミステリークロック。「「鍵のかかった部屋」待望の続編」と帯にある。そんなに待ち望まれていたのか。「防犯探偵・榎本シリーズ」ともある。いつのまにかそんなシリーズになっていたのか。まあ、ドラマ化されてるくらいだし、人気あるのかな。個人的には「新世界より」の前日譚を早くまとめるか、「悪の教典」の...
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「リテラリーゴシック・イン・ジャパン」の感想。代金分の価値はある。幅広いジャンルの作品から構成された素晴らしい作品選。

リテラリーゴシック。そもそも現在におけるゴシックとはなにか、というのがよくわからないのであり、さらにリテラリーとつくゴシックが一体何を意味するのか非常に興味がそそられる点であるが、まずは序文を読んでもらいたい。そしてゴシックという言葉に興味をもったら、とにかく読んでみてください。 まとめ いきな...
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小林泰三「安楽探偵」の感想。

これも連作短編集。タイトル通り、オフィスに居ながらにして依頼人の証言だけで事件を解決する「先生」の話。先生と依頼人の会話、それと「助手」の合いの手で進んでいくお話です。 この本は小林泰三の作品の中ではやや小粒で、出来としては中の上くらいだと思う。しかし、この短編集には連作のよさがとてもよく現れてい...
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麻耶雄嵩「鴉」の感想。

本格推理をよく知らない私が手を出していいのかわかりませんが、率直な感想。 まず、主人公の名前が珂允(かいん)で、弟が襾鈴(べる)。弟の死の謎を解きに珂允が向かったのは文明から孤絶した山奥の村で、村人はみんな和服を着ている。テレビはおろかガス水道もなく、電気が通ってない。で、探偵役の名前がメルカトル...
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「ぼぎわんが、来る」の感想。

日本ホラー小説大賞を審査員の満場一致の賞賛を受け受賞したという。どれほど面白いのか、試しに読んでみました。 まあまあといったところでしょうか。 第一章で感じる違和感はちゃんと解消されます 著者は新人ということで、まず気になったのは第一章です。これ、読んでて主人公に反感を持ってしまうのですが、果...
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「記憶破断者」の感想。メメントより面白いと思いました。

小林泰三の「記憶破断者」を読みました。前向性健忘症の患者を主人公にしたお話。記憶は著者の大きな関心ごとのようで、似たテーマの話はいろいろとあるようです。この本は前向性健忘症を扱っていますが、その症例や記憶自体をテーマにしているのではなく、それを利用したサスペンス・ホラー小説になっています。 追記:...
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「世界城」の感想。面白いです。世界観がいい。この舞台のいろんな話が読みたくなる。

世界城。相変わらず、舞台設定が面白い。 「天獄と地国」みたいな科学的に緻密に計算された環境ではないんだけど、舞台を取り巻く政治情勢とか、この世界がどのように成り立ったのかはそれなりに考えられているみたい。 なので、なおさらこの小説の「第一部」完っぽさが惜しまれ、続きが読みたくなる。 舞台設定が...
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