SF小説

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小説、本

小林泰三「未来からの脱出」の感想。

あーあ。もう読めないのかと思うと悲しい。小林泰三の「未来からの脱出」を読みました。 「未来からの脱出」というと、1960年の白黒SF映画が同タイトルでテレビ放送されたことがあった。昔の映画でちゃちい作りなんだけど結構いい雰囲気で、深夜に見ていてかなり面白く感じた記憶がある。 小林泰三氏も当然その映画...
小説、本

「失われた過去と未来の犯罪」の感想。ミステリじゃないけど、アイデンティティにまつわる面白いSF小説。

「SFミステリ」と書いてあるけど、そうじゃない。長編のように見えるけれど、実際には連作短編集といったほうが正確だと思う。ミステリ、といわれたときに期待するような要素もなく、こういう宣伝文句は内容を誤解させそうなのでやめたほうがいいのではないでしょうか。 同じ小林泰三の「密室・殺人」も本格ミステリだっ...
小説、本

「エコープラクシア 反響動作」の感想。

ハードSF小説「ブラインドサイト」のまさかの続編。単発で終わった話だと思っていたので続編が出ていてびっくり。つい買ってしまった。 エコープラクシアのおおざっぱな感想。 読んだ感想は、やっぱり相当おもしろい。理解したかと言われると理解できてないんだけど、小説内で扱われる議論もおもしろいし、人知を超越し...
小説、本

「トミーノッカーズ」の感想。キングのSFホラー長編で、アル中とヤク中の物語。

「IT」に続きスティーブン・キングが書いた長編。これもテレビでミニシリーズ化され、アメリカでは100万部以上だったか売れたベストセラーなんだけど、そのわりには他作品に比べてあまり評判を聞かない。その理由は、やっぱりこの本自体がそれほど一般受けしない出来だからだろう。それを考えると、ホラーというマイナ...
小説、本

グレッグ・イーガン「ゼンデギ」の感想。

「ゼンデギ」はグレッグ・イーガンのSF小説。 イーガンと言えばハードSF。しかも、超ハードなやつ、というのが大勢の意見。 たしかに、ハードSFだと思う。しかし、ハードSFという呼び方は、ある種の人を強く惹きつける一方、敬遠してしまう人も沢山産み出す、もったいない面ももっている。 本格推理とか新本格も...
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