サスペンス

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映画

映画「私家版」の感想。ダンディなおじさんが完全犯罪を遂行する、冷酷な復讐譚。原作よりもいいです。

初老の編集者が、かつて自分の恋人を辱め自殺に追いやった小説家を破滅させるために復讐の計画をねり、淡々と実行していくサスペンス。 原作はフランス小説で、そっちも賞をとったりして評価は悪くないんだけど映画のほうが断然できが良い。原作では主人公の弱気な心理とか、対する小説家への屈折した心理とかが書き込まれ...
ドラマ

「プリズン・ブレイク」 シーズン3の感想。

前シーズン、主要キャストがパナマの刑務所にぶちこまれるというとんでもない終わり方をしたプリズン・ブレイク。一体どうなるのか興味津々でシーズン3を見てみました。 当然のことながら、パナマの刑務所を脱獄するのが目的になるわけですが。このあたりからシーズン1の狙いからずれて、いろいろめちゃくちゃになってき...
ドラマ

プリズン・ブレイク シーズン2の感想。

脱獄自体はシーズン1で完了してるけど、思いっきり途中で終わってる感じだったのでシーズン2はどんなふうになるのか興味津々だった。 シーズン1のラスト、飛行機でメキシコに高飛びしてるはずが飛行機に乗れなくて森の中をダッシュで逃げ惑うという全然おわってない終わり方だったし、薬を大量に飲んで救急搬送されたサ...
ドラマ

「プリズン・ブレイク」シーズン1の感想。

いまさらプリズン・ブレイクを見た。とりあえずシーズン1。 2005年のドラマで当時大ヒットした記憶がある。脱獄もので、脱獄ものってだいたい面白い。「アルカトラズからの脱出」とか、「大脱走」とか、「パピヨン」とか、昔のフランス映画の「穴」とか。 プリズン・ブレイクは「大脱走」、「ショーシャンクの空に」...
小説、本

小林泰三「パラレルワールド」の感想。

「失われた過去と未来の犯罪」と「記憶破断者」を足して半分に割ったようなお話でした。 構造としては「失われた過去と未来の犯罪」と同じく前半で物語の舞台装置が提示され、後半で展開されるのは「記憶破断者」のような特殊能力者の戦い。 一粒で二度美味しいともとも取れるし、各要素がちょっとあっさりしていて物足り...
ドラマ

ダン・シモンズ原作「ザ・テラー」の感想。実話ミステリー+海洋物+化け物で、面白い。

アマゾンプライムで見られるミステリードラマ、「ザ・テラー」。 原作がダン・シモンズということで面白さはある程度保証付き、さらに制作にリドリー・スコットが関わっていて映像クオリティも上々か。という期待をこめて見たのですが、予想通り面白いドラマでした。 エレバス号とテラー号の遭難事件に、しろくまを追加し...
映画

映画「64-ロクヨン-」の感想。お涙頂戴が空回りしている印象。

前後編に別れた大作映画、64を見ました。うーん。残念ながら、微妙な出来栄えです。長いし、役者陣は力が入っているんだけど、なんか演技のテンションがおかしくてリアリティがない。 失われた昭和64年(=平成元年)に発生した身代金誘拐事件(=ロクヨン)を、時効直前に解決するという話だと思っていたのですが、実...
ドラマ

「マインドハンター」シーズン1感想。FBI行動科学課はサイコパスへのインタビューから生まれた。

1991年の「羊たちの沈黙」の大ヒットは、サイコキラーものの流行をもたらしましたが、それによってハンニバル博士のような異常者の存在が知れ渡っただけでなく、それを追う側にも注目が集まりました。プロファイリングとか、サイコパスとかの用語も一般的になり、いろんな本も出版されました。そのなかでも「FBI心理...
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