ウォーキング・デッド シーズン9序盤の感想。

ウォーキング・デッドのシーズン9が始まりました。このシーズンで主人公のリックが降板。さらに主要メンバーだったマギーも降板と、一体どうなるの?という興味があります。

というより、いまこのドラマを見続けているのは半分くらい惰性。もともと長く続くシリーズはそういうふうにだらだらみてしまう要素があるけれど、このシリーズもかなりマンネリ化してきているな、という感じ。

シーズン1は珍しい市街地でのゾンビサバイバルで、右も左も分からない状況で生存者が数人のグループを形成し、なんとか事態を打開してくれそうな研究施設にたどり着くまでの話でした。これは、シーズンを通して一つの長いゾンビ映画みたいなものだった。

その後は定住できる場所を求めてさまよう話が続きます。一見安全と思われる場所も組織の統制が取れておらず人間同士の争いで崩壊したり、安全そうだけど罠だったり、紆余曲折を経てようやくアレキサンドリアという場所にたどり着きました。

そこからは定住できる環境を構築し、近隣の危険勢力を排除するまでの物語になりました。数箇所の拠点同士が連携し、協力しあうものの、強大なサンクチュアリと呼ばれる組織と対立し激しい抗争が続きます。

そしてシーズン9。ようやくその争いが終わり、これからどう進んでいくのか、というところです。

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ウォーキング・デッドは今後10年以上続きます。(by制作会社)

こうしてみると全体としての流れはしっかりあるように見えますが、実際にはある集団に接近→対立→崩壊というサイクルの繰り返しなので、見てるとちょいとワンパターンではないか、という気がします。もうひとつ、対立者を殺す/殺さない→裏切られる/助けられるという展開もよく出てくる。

制作会社はウォーキング・デッドは少なくともあと10年続けると断言してるんですが、本当なのか。どうも彼らはマーベルの漫画とかみたいに、ウォーキング・デッドをひとつのユニバースとして構想しているようです。10年というのがウォーキング・デッドだけなのか、それともスピンオフも含めての話なのかはわかりませんが、感触的にウォーキング・デッド単体でも10年続けるよ、といっている気がします。10年以上。

その間にはリックはおろか主要メンバーの多くが退場していそうな気もしますが、どうなることやら。まあ10年というと、個人的にはいちばん苦手なパターンになってしまったと思っています。人気があるからとだらだら引き伸ばすのは苦手で、簡潔に、きっちりとストーリーにかたをつけてもらいたい派なので。それにあと10年以上続くとなると、完結する前にこっちが死ぬんじゃない?とか心配になる。というかゾンビって10年たっても元気で徘徊できるもんなんでしょうか。

とはいえ、全体としては楽しめているのでいいんですが。

シーズン9は意外に面白い。

シーズン9は、とにかくリックがどうやって降板するのか、そして、その後の物語がどんなふうに展開するのか、その興味で見ています。

物語としては、まだ2話しか見てませんがまあまあ面白い。とりあえずヒルトップ、アレキサンドリア、王国という3拠点に加え、サンクチュアリとも協力体制を築いたリックたち。今後はその体制を維持する苦労、そしてやっぱり内輪もめからの内部崩壊が描かれると思うのですが(シーズン8のラストもリックとマギーの対立をほのめかしてた)、とりあえず日々の生活の苦労が描かれます。

かつての主要メンバーが一緒に揃うことはあまりなく、リック、マギーなどそれぞれ別の拠点でリーダーらしく活躍しています。しかしサンクチュアリも含めると結構な人数で、食料の確保や拠点同士の通行手段の確保に奔走している様子。

調達の途中、脇役の青年が一人ゾンビに食われて死んじゃいますが、その両親が息子を死なせたリックに激怒。

しょうがないじゃん、って思うのですが、逆に拠点の内部はゾンビの脅威なんかはなく、平時のように平和なのかな、とも感じられる場面でした。

で、小賢しいグレゴリーがその両親を利用してマギーを失脚させようと企みます。こいつは本当に、いいキャラですね。ただやりかたが雑。死んだ息子のお父さん(もとアル中)に酒を飲ませて、墓に呼び出したマギーを武力で襲わせるという単純すぎるやりかた。当たり前ですがこれはすぐに露見し、グレゴリーはついに絞首刑に処せられるのでした。

グレゴリーって小心者かつ尊大で、とても人間味のあるキャラクターで好きだったんですけどね。もっと華々しい最後を用意してほしかった。

その後はサンクチュアリで不穏な動きが見られます。リックに反抗したり、サンクチュアリをでてどこかに消える住民がぽつぽつと出てきたり。

なおリックはときどき地下に幽閉したニーガンのところにいって、いかに世界が良くなっているかべらべらしゃべっているようです。性格悪いな。しかしニーガンはリックに対して「おまえは俺のためにお膳立てをしているだけだ」とうそぶく。ひょっとするとまだニーガンがらみで一波乱あるかもしれません。

そのほか、上空を飛ぶヘリをミショーンが発見。シーズン8にもちらっと出てきた、なにかもうちょっと進んだ社会を構築していそうな集団のものなんでしょうか。あれも気になりますね。

ということで、リックの死という興味で見始めたシーズン9ですが、今のところ意外にも結構面白いです。