最後にびっくり。「ウォーキング・デッド」シーズン8前半の感想。

「ウォーキング・デッド」シーズン8は第8話で前半終了。9話目は2018年2月に放送開始で、それまで少し間が空きます。

シーズン8前半の感想としては、アクションドラマとして結構面白かったかな、という感じです。

シーズン7は冒頭に大きな衝撃があったものの、あとはずっとニーガン率いる救世主との戦闘「準備」という感じで、ちょっとまどろっこしい展開だった。さらにモーガンやキャロルの厭戦気分、というとちょっと誤解があるけれど、人を殺すことに躊躇いを感じるうんぬんという話題が結構なボリュームで出てきて、いったい今更何を言っているのか、というもやもやが募りました。モーガンは最初からそういうキャラだったので仕方ないんですが、この状況、この世界観でそれをやられると少しまどろっこしく感じてしまう。

日本のアクション映画で、主役と悪役が銃を向けあったままのんきに会話してるシーンをよくみた記憶があるのですが、ああいう場面ではとっとと撃て、としか思いません。ずっと追ってきた敵だろ?はやく撃てばいいのに。

アクション映画なら、「ダイ・ハード」とか「コマンドー」のように敵とあらば躊躇なく排除していくのがよくて、武器を向けあったまま対話をするのは最後のボスとの決戦前に儀式的に名乗りをあげる場面だけでいいんです。そこで真面目に信念や政治信条みたいなものを語られ始めるとしらけてしまう。

もっとも「ウォーキング・デッド」はそういうお気楽アクション映画ではないのでそのままイコールではないですが、シーズンが進むにつれてモラルの問題を入れようとするあまりキャラの行動がなにかおかしなものになってしまっている感じが少しありました。さらに、物語を引き伸ばすかのような組織単位での一進一退の関係性が見えてしまい、シーズン7は楽しんでいたものの、とっととニーガンの基地にむかって突撃してほしい、と常に思いながら観ていたのは確かです。

シーズン8はその点、アクションシーンが増えたせいか、あるいは念願の救世主襲撃が始まったせいか、なかなかテンポがよかったと思います。やっぱりニーガンを仕留め損ねたり、反撃されたりして予断を許さない状況ですが、ニーガンの指導者としての力量も発揮され、また個人としての感情もちょっと垣間見れたりして、徐々にニーガンの魅力も増しているので、救世主側とのやり取りがもう少し続くのは苦になりません。

とは言え、おかしなところもあります。やっぱりキャロルとダリルの暴走。なんであの二人が勝手に救世主を襲撃したのか、意味がわかりません。結果的には痛手を与えられてよかったといってますが、普通にリックを待って全員で襲撃していればそこでカタがついていたのでは…。

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エピソード8に驚きの出来事が。(以下ネタバレ)

そして、前半の最後となる場面。ネタバレなので見てない人は注意してほしいのですが。

なんと、カールがゾンビに噛まれてしまっていました。

これにはびっくり。リックとカールだけは主人公特権で生き残るのでは、とずっと思っていただけに驚きです。

このドラマに関しては、誰が死ぬのかとか知らないままみたいので原作の情報なんかも仕入れていません。原作とドラマとでは生き残る人や活躍する人物が違うというのは知っていましたが、カールが死ぬのも原作通りなんでしょうかね。

死を覚悟したカールは町を襲撃にきたニーガンと対話したりそれなりの活躍を見せるものの、噛まれた原因はよそ者を助ける際にうっかり噛まれた、というなんとも情けないもの。いま思えば、主人公級クラスの登場人物の退場原因としてはちょっとがっかりです。よそ者も、現時点ではどこの馬の骨とも知れない人でしかないし。でも、とにかくカールの退場にびっくりしました。

カール降板についてのあれこれと、シリーズの行く末。

あとで調べてみたら、カール役のチャンドラーくんが大学進学のタイミングで降板ということですが、もともと大学は入学期間をずらしているのでそのせいではないですね。ドラマ側からはあと3年契約したいという話があったのに、そのあとで、しかも誕生日の2周間前にクビにされたといって、チャンドラーくんのお父さんが激怒してたようです。

チャンドラーくんも降板は自分の意志ではなく、降板を知らされたのはエピソード6の撮影中だったというので、かなり急だったはずです。しかしかれは冷静に、この決定はストーリーのためで、物語上意味のあることとしてます。そして自分にとっても大切なこの降板という情報、事前にリークしないでね、とファンやメディアに伝えていたようです。いいやつだなあ。

しかしファンは大荒れ、結構起こっている人がたくさんいるみたいですね。確かに、エピソード1の頃からの登場人物だけにファンはおおいだろうし。

どっちにしても、具体的な行動という面ではそれほど目立たないカールですが、他のキャラクターとの関わりも多いので、彼の死が大きな変化をもたらすことは間違いなさそうです。リック、ミショーン、イーニッドだけでなく、敵側のニーガンもカールを気に入っていたので、これがシリーズ完結への布石となるのかも含めてカールの死がどんな変化をもたらすのか見守りたいと思います。

まあ、ここまで来るとシーズン単体、エピソード単体のできを論じても始まらないところまできているようです。シーズン8はシーズン2以来の低視聴者数ということですが、「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」というスピンオフドラマもすでにシーズン3まで出てるし、テレビ局の偉いさんはこのゾンビ物が数十年続くフランチャイズになる可能性もある、といってますから、ちょっとやそっとで終了ということはないでしょう。

すくなくとも本編である「ウォーキング・デッド」の完結までは見届けたいと思っています。

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