ウォーキング・デッド シーズン7の感想。絶望→希望?

衝撃の展開、という噂は聞いていたシーズン7。いきなりネタバレは避けますが確かにびっくり、強烈な第1話で幕を開けました。シーズン6のラストが、リックたち主要メンバーのほとんどが「救世主」を名乗る集団に捕まってしまうという展開だったのでどうなることかとは思っていましたが・・・。

果たしてその後、どうなるのか。とりあえず全部見てみたので、感想を書きます。

なるべくネタバレなしの感想。だれが死んだとかは書きません。

amazonプライムに「ウォーキング・デッド」が登場していました。シーズン1~7まで見放題だったので、シーズン7を見ました。

衝撃の展開という噂通りの始まりで、非常に胸くそ悪くなる出だしでした。「救世主」を率いるニーガンは、暴力と恐怖で周りに忠誠を誓わせるタイプのリーダーで、第1話からその暴力性をまざまざと見せつけてくれました。

かなりひどい展開かつ直接的などぎつい場面があるので、苦手な人は覚悟した方がいいかも。

ニーガンと対面したリックたちだが、そのまま囚われる訳ではない。ニーガンの目的はリックを捕まえることではなく、服従させ、アレキサンドリアから定期的に物資を供出させることにある。今回の出来事も、自分たちの圧倒的な力を見せつけて、リックに従わざるを得ないという意識を植付けるためのものだった。

行動は自由なんで、いろいろチャンスがあるんじゃないの?とか思ってしまうけれど、少しでも逆らったらその代償を冷酷に奪っていく「救世主」たちの姿に、とりあえず従うしかない、と萎縮するリックなのでした。

一方、絶対に服従しないという人たちもいます。その代表格がリックの息子、カール。カール君は物資の回収にきた救世主たちのトラックに忍び込み、単身敵のアジトに乗り込みます。

そして、もちろん捕まってしまう。その前に二人倒しているのですが、どうせならニーガンをやってしまえば良かったのに。この辺は敵もボスキャラ補正がかかっているので、そう簡単には死にません。

ニーガンは一見気さくで、おしゃべりでジョークもいいますが、基本的に人を見下したような態度で、かれの話を要約するとメッセージはただ一つ、「俺に従え」ということです。本質的に冷酷で凶暴な性格ですが、つねにおしゃべりしているので、その暴力がいつ発露するのか読めない緊張感が漂います。あと常に手にしている殺人バット。先端に鉄条網みたいなのを巻き付けた野球のバットなんですが、これをルシールと名付けてペットか愛人のように扱っているのも、いつそれが振るわれるのかどきどきします。実際は、それほど出番はないのですが。

各地の生存者たち

シーズン7では各集団の横の広がりがでてきます。

リックたちがいるのはアレキサンドリアで、相変わらず落ち着いたいい街ですが救世主の登場でほとんど隷属状態になってしまう。

マギー、サシャはヒルトップ。シーズン6の最後は、マギーの具合が悪いので医者のいるヒルトップに向かおうとしていたところでした。ヒルトップは無能なおっさんグレゴリーが指揮を執っている街で、ここも救世主に多くの作物を供出させられている。

モーガンとキャロルは、シーズン6のラストで助けられた謎の男たちに連れられて「王国」へ。ここはちょっと変わった中世っぽい雰囲気で、時代劇の役者みたいなエゼキエルという「王」が支配する王国。作物は育てているし、規律は重んじられ、王も慕われ、うまく運営されている。ただし、住民には内緒でやっぱり救世主への作物供出は行われていて、それに対する不満が徐々に高まっている。

タラは橋から転落して川に流され、海岸沿いにある、女だけの謎の集団に捕らえられる。彼女たちは魚を捕り、ウォーカーを誘導し、身を守る武器をふんだんに持ちそれなりに生活している。しかし、なぜ男がいないのかというと、やっぱり救世主。かつて救世主に逆らったときに皆殺しにされ、それ以来救世主から逃れ続けているらしい。

ようするに、皆さん「救世主」の前では手も足も出ないわけですね。

ただし、全員が「救世主」にたいして不満を抱いている。

不満は抱いているけれど、逆らったらどうなるか目に見えているのであえて服従し続ける、というものもいるし、いずれ反撃しなければ将来はない、と思ってる人たちもいる。

シーズン7は、それぞれの集団がいかにニーガンに立ち向かうか、という話になります。

ニーガン率いる「救世主」vs その他大勢の組織

ヒルトップは救世主に医者を奪われ、王国はささいな小競り合いから救世主との関係が悪化していく。

各地で不満が募り、徐々に反撃の機運が高まっていきます。みんなが手を組めば一番効率よく戦えるんでしょうが、なかなかそう簡単にはいかない。でも、やがて救世主に反旗を翻すときがやってきます。

そのほか、やっぱり個人で突撃する人たちがいたり、ゴミ処理場をねぐらにする謎の集団が現われたり、まあとりあえず飽きさせずにお話は展開していきます。

シーズン7は陰惨な始まりでした。その後もニーガンに苦渋を舐めさせられるエピソードがかなりながく続きます。ニーガンは見ている人に早くぶっ殺したいと思わせるなかなかいい悪役で、悪役としての存在感はかなりのもの。

そして、かれの率いる組織は強大です。ニーガンを殺しただけじゃ事態は好転しない気もするのですが、リックはそういうこと考えてるのかどうか、とりあえず武器を集めて反撃しようとします。果たして一矢報いることができるのか。

とりあえずシーズン7を見るのなら、最終話まで見ましょう。紆余曲折あったものの、最終話でようやく事態が進行します。

まとめの感想

正直、このドラマは人物造型うんぬんよりウォーカー溢れる世界でのサバイバル、殺し合いが見所だと思っています。キャラの生き死にとかキャラ同士の恋愛、反目といった関係は、単に物語を先に進ませるための手段みたいな扱いで、わりと雑だと思う。

で肝心のサバイバルも、拠点にたどり着いて、一悶着あってそれが崩壊して、また別の拠点へ、というパターンが続くので飽き気味なシーズンもありました。

が、シーズン7では各地の組織同士の繋がりがでてきたことでまた世界が広がった感じがします。アレキサンドリアにたどり着いてからすこし物語の流れが変わったようなので、今後はこの街と周りの人々との関わりに主題が映っていくのかなと思って期待しています。

このシリーズの欠点については、下のブログの人の意見にとても共感できます。

今回は「ウォーキング・デッド」ファンの私がウォーキング・デッドを批判します。 先日、【ウォーキング・デッド】シーズン7第13話の感想(最高にツマラナかった)を書いたところ、 モーガンがぶち切れたのはベンジャミンを息子のデュウェインと重ねてたから。フラッシュバックと名前を間違える演出あるし。 リチャードがモーガンを救世主...

私はここまで考えて見てませんでしたが、様々な点で(特に登場人物の行動について)感じる違和感の理由を説明してくれています。

とはいえ、ゾンビものとしては面白いし、毎回シーズン最終回の引きは上手いし、ここまで見続けたからにはこの先も見ますが。

また、それなりに機能している集団がわりと近い距離に点在しているということは、アメリカ全土で考えたら思っている以上に沢山の生存者がいたりして。ひょっとして軍や警察組織がそのまま機能している地域もあるのではないか。などと妄想してしまいます。

そういうことをついつい考えてしまうくらいにははまってしまいます。とりあえず、きっちり完結するまで見続ける。

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