洗濯機が壊れたので買い替えた。東芝の「AW-7G5」というやつにした。はっきりいって、これで十分。
家電のスペックとコストパフォーマンス
家電だけでなく、ほかのいろんなものに当てはまる考え方として、そこそこの値段でそこそこのスペックのものを使い廻すのが、一番コストパフォーマンスが良い。
一部の家具とか、ほぼ永久的に(自分の目の黒いうちは)使い続けるようなものの場合、なるべくいいものを、多少高くても手に入れて使い続けた方がいい。
でも、家電って、いずれ壊れてしまう。あるいは時代遅れになって買い換えが必要になる。それを考えると、極端にハイスペックな高級品を買っても、価格に見合うだけの活躍を期待できない可能性がある。
無駄に高性能でその分高価なものは、必要ない。
高機能で高いものは、無駄も多い。ドラム式もメリット不明だし、洗濯機は高いからいいとは限らない。
最初は洗濯機と言えばドラム式、と思っていました。ドラム式は絡まないし、水も使わないし、かっこいいし、場所もとらないし、素晴らしい!と。
で、ドラム式の洗濯機を探してみたのですが調べていくうちにドラム式のよくないところばかり目につくようになった。
まず、電気代が高い。それだと、水の消費量が少なくても結局ラニングコストは変わらないのでは。それから、なによりも汚れが落ちにくい。洗濯機で汚れが落ちにくいって、致命的。さらに、値段が高い。確かに、ドラム式というだけでなぜか高い傾向があった。
これが事実なのかは分かりませんが、考えてみるとそもそもなぜドラム式を選ぶ必要があるのか分からなくなりました。メリットとしては、とりあえず取り出しやすい、ということと・・・それくらい?
だいたい汚れ落が悪いって、それは洗濯機としては致命的な欠陥に思える。調べてもドラム式だから洗浄力が高いとは限らず、むしろ逆のこともあるとか。なら、ドラム式を選ぶメリットって何なんだろう・・・。
ない、という結論に達しました。
そこで、普通の上蓋を開けて洗濯物を出し入れするタイプの洗濯機から選ぶことにしました。
これも、値段の差が激しい。
とりあえず、それまで使っていた洗濯容量8kgの当たりから選ぼうと思ったのですが、これもいろいろなメーカーがあったのですが、軒並み高い。
高いのはともかく、なぜ高いのか意味が分からない。
高いから高性能、長寿命とは限らない。
ある製品では、ナイアガラシャワーとかいって洗濯中に水が上からじゃばじゃば注がれるようになってた。まあ、それで洗浄力が多少上がるのかもしれない。でも、そういういろんな工夫があるにしても、値段が10万以上するっていうのはちょっと無駄な気がする。
どうも、洗濯容量が1kg増えるだけで値段が数万円高くなってしまうみたいだった。でも、洗濯容量の1kgってそこまでの違い? 10人家族とかで容量マックスで毎日洗濯するような家庭ならともかく、そうじゃなきゃ大容量のを選んでもせいぜい洗濯頻度が週に1回減るとかその程度の違いしかないのでは。
だとしたらむしろ、頑丈なものにして欲しい。ところが、大容量だから、とか高いから、壊れにくいとは限らない。うちの壊れたやつも8kgの洗濯容量だったけど、壊れる前から塵取り部分がぱかぱかになったり、はっきりいって耐久性は低かった。
わざわざ高いものを買って、結局10年もしないで壊れるのなら、やっぱりそこそこの値段でコストパフォーマンスのいいもので十分なのでは。
そんなのを探してて、東芝の「AW-7G5」が目に入った。これは洗濯容量が7kgでほんの少しすくない。あと乾燥機能が簡易なものになっている。でも、値段は4万円。
東芝の「AW-7G5」。これで必要十分でした。
そんなことで、新しい洗濯機は東芝の「AW-7G5」にしました。
これは、選択容量が7kg。乾燥機能は簡易。ドラム式じゃない。値段は5万円以下。ようするに、ミドルスペックの洗濯機でしょうか。
なぜこれを選んだか。これを選んだと言うより、どうでもいい機能を省いていったらこれが残って、値段と性能のバランスが良かった、ということになります。
東芝の「AW-7G5」を実際に使った感想。
いままでの洗濯機は何だったんだろう・・・普通に洗えるし、丈夫だし、何の問題もない。そして今までの洗濯機より安い。
はっきり言います。よほどの理由があってドラム式や、乾燥機能付や大容量のものが必要な人以外は、この7kgクラスの5万円以下の品物で十分だと思います。
「AW-7G5」のいいところは、上蓋が部分的に透明なので洗濯中も中の様子が見えること。まえの洗濯機はブラックボックスで、洗濯中はたしてどうなっているのかさっぱりわかりませんでした。
上部のスイッチ類のとこは、液晶表示はありません。あと何分とか表示されない。でも、正直あれ無意味だと思うので、この程度で十分だと思う。電源いれた状態からコースボタンを一回押せばすすぎ1回モードになるし。
あと、これは個人的な思いこみですが、構造的に無駄に複雑になっていないので故障しにくいことが期待できること。
それから、フタのロック時間が短いこと。前の洗濯機は脱水フェーズにはいるとロックされてしまい、その手順を無視して開けるのが面倒で困ったことがありました。「AW-7G5」はそういうことがなさそう。
洗濯中の音はわりと静か。よるに洗濯しても特に回り近所のことは気にしなくてもいいと思う。これは、今時の洗濯機ならだいたい同じくらいなんじゃないかと思います。昔のようにガーガー五月蠅い洗濯機は今時あまりないと思う。
それから、一番肝心だと思う洗浄力。はっきりいって前のよりいいみたいです。
洗浄力については、洗うものの種類とか洗剤の種類とか、いろんな要素がありすぎるのでここで断言は出来ません。ただ、しばらく使ってみての傾向としては、全く問題ない。少なくとも故障して脱水中に止まりがちになっていた前の、もっと高い奴よりはいい。
だいたい、手洗いじゃない洗濯機なんて所詮完璧は求められないと納得した方がいいですね。あと、とりあえず洗濯の際にセスキ炭酸ソーダをいれる。これだけで、気休め以上の効果はあるようです。ちょっと白さが増している気がする。
それ以上を求めるのなら、クリーニングに出す。
まとめ。
実際に使ってみて、家庭の洗濯機に完璧を求めないのであれば、東芝の「AW-7G5」で十分なんだなあと実感しました。
同じクラスの洗濯機でアクアとか、外国メーカーのもあり、もっと安いものもあります。そういうのでも同じくらい満足できるかもしれません。わたしはとりあえず東芝という安心感をかって「AW-7G5」にしました。粉飾決算やら原発やらでめちゃくちゃなのに洗濯機やテレビはいい出来なのが皮肉です。もっとも、自社生産じゃなくてほぼ子会社での生産なんでしょうか。
まあ、安いとはいえ使って2年とかで壊れてしまうようだと困りますが、その辺は一応東芝ブランドということで期待しています。家電的にはとりあえず5年持てばいいし、10年持てば大成功、と考えています。