ウォーキング・デッド シーズン8 序盤の感想。ネタバレあり。

さて、ウォーキング・デッドもシーズン8でいよいよ佳境に入ってきました。

いや、展開的には特に目新しいものはないのですが、そろそろ終わらないと永遠に続いてしまうので、さすがにシーズン10くらいで完結を目指していると思いたい。

とりあえずシーズン8のエピソード4くらいまで見たいので感想を書きます。

展開としては、エピソード1でリックたちのグループが救世主たちに反撃の狼煙を挙げて、第一打は首尾よく成功。しかし神父のガブリエルが敵側に奪われてしまいました。たぶん。

その後はしばらく、リックたち一行が救世主側に攻め入るエピソードが続きます。

ニックたちは三手に別れ、ニックはダリルとともに重量級の武器があるとされる建物に向かい、ジーザスとモーガンたちは別の拠点、エゼキエル一行+キャロルはまた別の拠点。

ニックたちは危機はあるものの襲撃に成功、が当てにしていた重火器は存在しない。ひょっとして、ドワイトが嘘をついていたのか?そうではなく、重火器はべつの拠点に移動されていたのでした。ここで、以前登場した人物が出てくるんですが、正直覚えていない。たぶんエピソード1とか、まだ都会にいたころ超序盤で出てきた人だったと思う。

ジーザス、モーガンもとりあえず襲撃成功、しかしここで一悶着。まずジーザス、またしても一旦敵を信じて裏切られるという過去100回位繰り返された展開を見せてくれる。そして制圧した敵部隊を殲滅せず、ヒルトップに活かしたまま連行することを決断。救世主たちをどうするかはマギーの判断に任せると。

ここでモーガンが再び混乱。せっかく迷いを断ち切って、断腸の思いで「殺人」を決心したのに、ジーザスはまた敵を助けるという。いったいどうなってるの?モーガンさんは、もうお前らにはついて行けないと一行から離脱することを決意するのでした。

エゼキエル一行は王の威光のおかげか無敵の進撃を続ける。向かう所敵なしで、一人の犠牲者もなく行軍。しかし、次に向かった敵の拠点で問題発生。実は、リックたちが探していた重火器はこの拠点に移されていたのでした。

なんとなく嫌な予感がするエゼキエル。その予感は的中し、建物の上階から機関銃が火を噴く。なんと、これまで無傷だったエゼキエル一行は機関銃の掃射でエゼキエルほかほんの数名を残して全滅…。むごいことになってしまいました。なお、キャロルさんは一足先に建物の探索に向かっていたので無事です。エゼキエルにもひと声かけていけばよかったのに。

ヒルトップのもと統治者グレゴリーは、ガブリエルの車を奪ってヒルトップに帰還。マギーたちに殺す価値もないとかいって呆れられながらもヒルトップに入れてもらえました。

ここまででエピソード4くらい。ガブリエルも宿敵ニーガンも登場せず、とりあえずリック側の侵攻の様子が描かれました。

個人的には、このドラマで肝になるのはやっぱりジーザスやモーガンの、敵を許したり、殺すことを躊躇する態度でしょうね。かつてリックたちと行動をともにしていたおっさん、すっかり忘れていましたが今では救世主たちの一員で、リックとわいわい言い争っているところにダリルが登場、おっさんをあっさり射殺します。

ジーザスたちの態度はこれとは正反対なわけです。そして、ドラマの展開や登場人物の置かれた状況からすると、ダリルみたいにとっとと殺すのがよりよい行動に思えるわけです。

しかし、良い行動とはなにか。みんながダリル的二分法で敵を容赦なく排除していけばそりゃすっきりするだろうけど、シーズン8も続かないで今頃終わっていたでしょう。

しかし序盤のジーザスみたいに、情け心を見せたばっかりに相手の罠にまんまと引っかかるっていうパターンも、もう散々みてきてちょっと食傷気味なのは間違いない。モーガンの混乱ぶりも。

つまりこれまでの経緯を考えても、そろそろまとめに入らないと延々と同じことの繰り返しになっちゃうんじゃないの?っていう懸念が拭えません。

そこで登場するのがマギー。彼女が捕虜をどう扱うのか。ついでにグレゴリーは。これまでの裏切り、自己保身の罰としてゾンビに食われたりして死ぬ運命にあるのか、それとも今後はマギーに協力するのか。

この辺が今後のドラマの骨格を作っていってくれるのではないか、と勝手に期待しています。まあ、道徳ドラマじゃないのでドンパチを十分織り交ぜてやってほしい。辛気臭いシーズン7に比べるとシーズン8はほぼ戦闘でテンポよく、死ぬ人もいますが多少見やすくはないっています。ま、登場人物の死自体も、これまで数多の死、特にグレンの死を見た後ではいささか重みのない、過去のリピートに思えるのも事実ですが。いっそのこと今後のシーズンはだれも死なない展開にしたらかえって面白んじゃないかとも思いました。

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