「ミスター・メルセデス」で登場したホリーがついに長編の主人公に。タイトルもずばり”Holly”、まさにホリーが大活躍するお話な気がする。
ミスター・メルセデスのときからすごいいいキャラだと思っていたけど、ホリーはキングのお気に入りのようだ。キング自身もホリーに夢中で、実在していて自分の友だちだったらいいのにとか言ってたほどらしい。ミスター・メルセデスに登場したと思ったらほとんど小説を盗んでしまった、そして自分の心も盗まれたと。
そんなことが”Holly”ドラマ化の記事にかかれていました。もうドラマ化に向けて取り組みが始まっているようです。
プロデューサーは「ミスター・メルセデス」、「アウトサイダー」と同じくジャック・ベンダー。となると疑問なのは、はたしてホリーを演じるのは誰なのかって点。この二作でホリーを演じてるのは違う人なんだよね。
個人的には「アウトサイダー」のホリーがいい。というか「ミスター・メルセデス」は面白いんだけどドラマのトーンがちょっと原作とは違っていて少し違和感を感じる部分があったので。「ミスター・メルセデス」でホリーを演じたジャスティン・ループはちょっと若すぎるような気もするし。個人で探偵事務所を開業しているって雰囲気じゃない。
もちろん、「ミスター・メルセデス」と「アウトサイダー」が独立したシリーズだったように、”Holly”もまったく別のキャストによる独立したドラマになる可能性もある。
あ、ちなみにHollyのオーディオブック版を朗読してるのはジャスティン・ループだそうです。
いつ完成するのかわかりませんが過去2作の出来からすると期待できそうです。いまから楽しみにしてます。
そのまえに、Hollyを読もう。そのまえに”If it bleeds…”も読まなきゃ…。こっちは中編集で、ようやくホリーが登場する表題作を読み始めたところ。数ページ読んだところですが、面白いです。学校で爆発事件があり数十人もの犠牲者が出るという衝撃的な始まりで、ミスター・メルセデスを彷彿とさせます。
これはもうすぐ読み終わるだろうから、とりあえずHollyを買っておくか。Kindle版の洋書は早くて安くていいよ。翻訳版だいたい時間かかるし、上下巻とかでそれぞれ2,000円とかだし。そもそもピーター・ストラウブなんて翻訳は出ないだろうし。”A Special Place: The Heart of a Dark Matter”なんて、Kindle版もないし。
