ピーター・ストラウブ

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小説、本

ピーター・ストラウブ “a dark matter” の感想。terrifying でも inpossible to put down でもない。でも、面白い。

2018年現在、ピーター・ストラウブの長編としては2010年のこれが一番新しい。盟友であるスティーブン・キングの名前は巻末の謝辞に名前はでてこないが、表紙に彼の1行コメントがのっているので、この本もスティーブン・キング絶賛とみなして間違いない。 で、読む前にネットでざっと評判を探ってみたら、それほど...
映画

スティーブン・キングの「It」予告編、日本版公開。ネタバレありの追記+ストラウブの小説との類似点。

2017/11/6追記:映画を見ました。感想はこちら。 2017/09/09追記: It/イットの日本語版予告編、なかなか興味をそそる。 さて、日本語版の予告も公開され、公開も11月に決まり、俄然盛り上がってきたスティーブン・キングのイットです。 日本版のキャッチコピーは「それが見えたら、終わり。」...
小説、本

ピーター・ストラウブ “in the night room” 感想

ピーター・ストラウブの"in the night room"を読んだ。 lost boy lost girlの1年後に出版された直接の続編で、主人公は同じく作家のティム・アンダーヒル。密接に関連しているもののテーマは違う。 lost boy lost girlでは、甥であるマークの死という、主人公の...
小説、本

ピーター・ストラウブに感じるちょっとした違和感

ストラウブ自身の気になる点。おもにlost boy lost girl から。 まず、人物の描き方。 虐げられた女性が(虐げる自己中心的な男とセットで)多く出てくるのは、これはストラウブの癖なので構わない。問題はでてくる女性がみんな美しくて、その美しさもただただ美しい、目が眩むほど美しい、今までみた...
小説、本

ピーター・ストラウブの”lost boy lost girl”のあらすじ、感想その2

ストラウブの"lost boy lost girl"でよく分からなかった点などについてのメモ書きです。 ネタバレしています。 まず、リリー・カレンダー=ルーシー・クリーブランド。リリーはカレンダーの娘で、ナンシーは存在を知っていながら(そのままではカレンダーにいずれ殺されると感じながら)、助けなかっ...
小説、本

ピーター・ストラウブ “lost boy lost girl”のあらすじと感想

母親の自殺、息子の失踪、過去の連続殺人鬼、現在の連続殺人鬼、呪われた家、幽霊。といったキーワードをみるとホラー小説っぽいけれど、読んだ感じはホラーっぽくない。 ネタバレしています。 主人公は作家のティム・アンダーヒル。義理の妹であるナンシー・アンダーヒルがはっきりした理由もなく自殺して、その一週間く...
小説、本

ピーター・ストラウブ「フローティング・ドラゴン」その2

ストラウブの「フローティング・ドラゴン」の感想。読んでいて思い出した小説があった。 この小説を読んでいて思い浮かぶのは、ジェームズ・ハーバートの「霧」とキングの「IT」。 「霧」はイギリスの小説で、地震で政府の化学兵器が漏れ出し、それが霧状に流れてロンドンとかを覆い、それを吸った人はみな発狂しておか...
小説、本

ピーター・ストラウブ「フローティング・ドラゴン」その1

「フローティング・ドラゴン」”Floating Dragon”はピーター・ストラウブが1982年に発表したホラー小説。 海岸沿いのハムステッドという町を襲う災厄を描いたホラー小説で、表面的には怪異の原因が三層になっていて、 まず連続殺人鬼が野放しになっていて何人もの犠牲者が出ているという問題があり、...
小説、本

好きな作家、ピーター・ストラウブとおすすめ作品の紹介。

好きな作家の一人、ピーター・ストラウブ。日本ではあまり馴染みがないけれどアメリカではベストセラー作家、らしい。スティーブン・キングと「タリスマン」「ブラックハウス」を共作していて、アンソロジーを編んだりもしているので、それなりに評価されているはず。 ストラウブが日本で紹介されはじめたのは、角川ホラー...
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