「鬼滅の刃」の鬼舞辻無惨のモデルは「夢幻紳士」の夢幻魔実也?

「鬼滅の刃」夢幻列車編がテレビ放送される。コロナで映画館に行くのをなんとなく敬遠してたから、待ってたんだ。思ったより早くてよかった。

鬼滅の刃はテレビシリーズを見て、それから漫画を全巻読んだ。

漫画は全23巻で完結。あまりに長いワンピースみたいな漫画は、途中から入っていくのが大変だから長すぎないほうがいいと思っている私としてはちょうどいい長さに思えた。

しかし、読んでみるともっと長くていいと思えるから不思議だ。長さとしてはちょうどいいんだが、物足りなさがある。それは、この漫画が面白いからもっと読みたいということでもあるし、ちょっと駆け足で飛ばしている部分があるような気がするからでもある。

例えば下弦の月があっさり始末されて居なくなっちゃったり。上弦との決戦もまとめて処理されてる感があったり。普通なら、もっと一人ずつ戦って引き伸ばしそうなもんだけど。

青いヒガンバナの存在もなんかうやむやにされて、珠代さんの存在を大きくしてカタをつけた感がある。

あと副主人公格である善逸と伊之助のドラマが物足りない。

それからそもそもの話として、炭治郎が鬼殺隊になって、鬼舞辻無惨に迫るまでの展開が超高速展開な気が。その漫画特有の世界観とかもあるのでいい悪いじゃないんだけど、訓練して強くなるまでの期間が短かったり。

そういう点を総合すると、もう10巻くらい伸ばしていろいろ掘り下げたものが読みたかったというないものねだりになるのであり、要はこの漫画がそれくらい面白かったってことなんだろうけど。

そしてアニメはすごく出来が良かった。各エピソードは下手すると漫画よりも丁寧に描かれていて、感情の起伏や成長曲線がしっかり印象付けられるように出来ていた。

それはともかく、鬼舞辻無惨って夢幻魔実也がモデルなんじゃないか?っていうのが気になった。

夢幻魔実也は高橋葉介の漫画「夢幻紳士」シリーズの主人公で、魔の物や妖怪と渡り合ってぜったいに負けることのない、超越的な存在として設定されている(あ、ドタバタコメディの冒険活劇編の魔実也は除く)。

髪型とか態度、雰囲気がすごく似てるんだよね。鬼舞辻無惨に。

鬼滅のギャグシーンとかでデフォルメされたキャラはうすた京介っぽいところがあるなーと思うんだけど、鬼舞辻無惨が下弦を始末するシーンのグロさとか、書き文字とかは高橋葉介っぽい気がするんだよね。

ほかの漫画をあんまり知らないから的はずれな意見かもしれないけど、鬼舞辻無惨のモデルは夢幻魔実也なのではないかと思った、ただそれだけなのでした。

高橋葉介氏の漫画はだいたい読んでる。面白いし絵もいいので、おすすめです。ワンパターンなところもあるけど、それもまたいい。夢幻紳士はもちろん、もののけ草紙、学校怪談、怪談少年・・・。私はKurokoも読んで、面白いと思った。出版社によってダブって出ている話がたくさんあるので注意が必要。

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