ウォーキング・デッド シーズン9の感想。

ウォーキング・デッドもついにシーズン9、スピンオフなどで世界は広がっていますが本編のシリーズは終わりが見えてきた今日このごろ。

シーズン9では主人公リックが降板するなど、大きな変化がありました。

とりあえず、結構面白かったんじゃないかと思います。つかの間の平和、新たな敵というパターンは変わらずですが、なかなか盛り上がる場所がありました。

スポンサーリンク

リックの退場

なんといっても気になったのはリックの退場。退場ってネタバレなんですが、わたしも別に知りたいわけではなかったのにネットの情報で当たり前のように主人公が降板って知らされてしまったので、じゃあどんなふうに?っていうところに興味が行きました。

退場するのはエピソード5。結構序盤です。エピソード4とこのエピソードはかなり気合入っていて面白かった。リックとダリルが対立して窮地に陥るのは馬鹿みたいだけどハラハラするし、その後またもピンチに陥るリックを見ていて、ほんとにここで終わっちゃうのかと心配になりました。

リックの去り方はもっとも望ましい形だったんじゃないかな、と思う。仲間を守るために自分を顧みずに橋を爆破するっていうのも、最後にリーダーらしい姿を見せてくれたと思うし、その後の展開も。主人公なんだから、これくらいの去り方じゃないとね。

リックが去ったあとのお話。

で、リックが去ったあとの話もなかなかおもしろかった。いきなり時間が数年後に飛んで、ジュディスが赤ちゃんから幼い少女に成長してる。

なるほど、こんどはこの子が物語の中心になるのか。とか思いながら見てたんだけど、なかなかそうはならない。てっきりカールのような重要な役割を担うのかと思ってましたが、いまんところ出番は多いけどただの子供。ニーガンとの関係とか面白そうなところはたくさんあるので今後に期待。

リック不在となり、それぞれの拠点でそれぞれの人達がなんとかまとめて行こうとする群像劇の色合いが、今まで以上に濃くなっていく感じ。今度はなんとなくダリルが主人公っぽい感じにはなりますが、かれも全体をまとめるリーダーっていう感じではない。

で、そこに新たな敵が現れ、再び彼らに危機が迫る…っていう。まあ、毎回同じパターンですね。

今回の敵は囁く者たち、ウィスパーズ。死人の皮で作ったマスクをかぶり、ウォーカーたちに紛れて生存している集団。ですが、その過酷な生活のせいなのかかなり独特な価値観を形成していて、領域を脅かすダリルたちと激しく敵対することになります。

ろくに食い物もなくてミミズとか食べてるようなこいつらがここまで強大な勢力を保っているというのがちょっと解せないのですが、とりあえずそこはアルファ、ベータという指導者のカリスマ性、統制力の為せる技ということにしておきましょう。

アルファを演じるのはすごく意外だったのですがサマンサ・モートン。映画「」でプリコグの役を演じてた人。面影あるけど、気づかなかった。この人の娘がアマゾンプライムオリジナルの「ハンナ」に主演してて、確かに似てる。

アルファを支えるのが巨漢のベータ。彼も見た目通りの強いキャラで、この二人の存在感はかなりのもので敵方のボスとしては申し分ない。ベータとダリルが死闘を繰り広げるエピソードはかなり見ごたえがありました。

衝撃のラスト。

で、シーズン9のラスト付近、かなりショッキングな展開となります。こっそり潜入したアルファの手により、何人ものメンバーが犠牲に。主要キャラも含まれるこの大量退場にはちょっと驚きです。

シーズン7冒頭のようなひどい演出はないものの、死人の数でいえばはるかにそれを上回る酷さ。ずいぶん大胆なやりかたですが、これでウィスパラーズとの全面対決がほぼ確実となります。

そのあと、王国が冬の嵐に見舞われて暖房設備なんかも壊れて、結局住民は王国を捨てることになるのですが、ちょっと唐突。そのあとどうなるの?という感じでシーズン終了です。

まとめ

ほかにも、あらたに加わる生存者とか、マギーとグレゴリーの対立とかいろいろあるんだけど、まあワンパターンという感じは否めない。なんだかんだ言ってリック離脱のエピソードとかダリルvsベータとかのアクションシーンに目が行ってしまうのでした。

タイトルとURLをコピーしました