プーチンのウクライナ侵攻

プーチンのウクライナ侵攻について。

佐藤優がプーチンの歴史観、ロシア正教徒としての揺るぎない信念について言及していた。

これについては正しいと思いました。ガーディアンの記事でも同じようなことがかかれていた。https://www.theguardian.com/commentisfree/2022/mar/06/vladimir-putin-a-miracle-defender-of-christianity-or-the-most-evil-man

過去の経緯を考えると、プーチンの立場的にはウクライナ侵攻は正当化されうると。

佐藤優の著作は最初の数冊は面白かった。しかし鳩山由紀夫を彼の論文を参考に褒め称える文章とか、外務省の暴露話を書いた下品な本とか、自分をはめた外務省&自民党に対する憂さ晴らしのようにも感じられて、これでずいぶん溜飲をさげたのではないか、と思いました。

その後の本はちょっと牽強付会というか、変なのもあった気がする。

しかし佐藤優氏のいいところは、論評相手の知性を疑わず自分と同等の相手として真摯に向き合っている点だと感じました。

わたしのようなアホは自分が理解できない相手ははなから近づかないか、下手すると最初からレッテルを貼って理解を拒否する可能性があります。逆に、自分より下だと見る場合も同様。

佐藤氏の場合そういうことがないように感じた。

今回のウクライナ侵攻については、プーチンが引き金を引いたのは間違いないけど、結局は属人的なものではなく地政学的な影響から必然的に起きたことなのかなーという気がしている。いずれにせよ独裁政権のロシアは崩壊するかその前に覇権の夢を見るか、どちらかになっていたのではないか。

ただ、それが中国や西欧にどれくらいの影響があるのかがわからない。第二次大戦後は比較的平和な時代が続いていたけど、それが危うくなるようなことがなければいいなと思うけど。

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