ゾンビアイランドマサカー。
昔ビデオで出てたやつを見た。最低に近い出来の映画だった。レンタルビデオ全盛期に量産されたゴミ映画の山に埋もれた、とくに見るべき点のない駄作。もちろん低予算のビデオスルー作品で、確かパッケージにはプレイメイトの誰それ出演とか書いてあった気がする。つまり、それくらいしか売りがない。
出演者は知らない人ばかり。
ストーリーは、どっかの島に遊びに来た観光客が次々に殺されるというもの。よくある話。一番の疑問は、そもそもこれがゾンビ映画なのか、という点だ。
ゾンビ不在のゾンビ映画。高度な意味はなく、たんなるタイトル詐欺。
そもそも、この映画ゾンビでてた?罠とかで死んでた気がする…。観光客の男女が順番に殺されていくのだが、最終的に犯人はゾンビじゃなかった気がする。ゾンビのフリをして人を襲ってたような。
カリブ海の島が舞台で、ブードゥー教の儀式があって…そういう意味では正しいゾンビである。でも映画的なゾンビではないという点が問題だ。
ホラー映画なのでショックシーンとかが売りなんだろうけど、メイクとか血糊メイクがどうにも雑というか、雰囲気が良くない。せっかくの島なのに暗い場面多くて画質も悪いし。あとプレイメイトが出演ということで多少のお色気場面もあったんだろうか。覚えてない。
ピザを食べながら見ていると食欲が失せる気がする、そんな映画でした。
でもなんとなく懐かしい気分になったのでIMDbを見てみる。
あらすじは、
Americans on vacation in the Caribbean take a tour of a nearby island at night and watch a local voodoo ritual. Soon after, they find themselves stranded on the island and under attack by unseen foes. One by one they meet violent ends.
となっている。本編全部みるよりもこの3行を読んだほうが、想像が膨らんで面白い。そんな映画。
いっちょまえにトリビアもあった。
- オリジナルのポスターには女優のDenise Texeiraがどーんと載っているが、映画本編には出演していない。
- 音楽は「13日の金曜日」の曲を、「キ、キ、キ…マ、マ、マ…」という効果音だけ抜いてそのまま使っている。
そんな映画でした。