googleアドセンスでポリシー違反になった。けど何もしなくても解決した。

とある記事がgoogleアドセンスで衝撃的なコンテンツと判断された。

googleアドセンス、サイトに広告を貼り付けて広告収入が稼げるお手軽なサービスである。しかし広告収入は閲覧数とほぼ正比例すると思うので、このような認知されていないサイトでは収入というほどの利益にはならない。ときどきチャリンと小銭の音がする程度。

結局このアドセンスというのはおおざっぱにいって人気に比例する収入で、コンテンツの有用性とは必ずしも比例しない。閲覧する絶対数が見込めるメジャーな話題のほうが収益が上がりやすく、マイナーな分野ではどんなにがんばっても上限がある。ようは、見られてなんぼというものだ。

またあまりにもメジャーな話題については、当然ながらそれを取り扱うサイトもたくさんあるため、ライバルを超えて閲覧者を呼び込むには継続的な努力が必要となるだろう。それはなかなか面倒だと思う。

で、そういうアドセンス界で収益をあげるための方法論なんかもいろいろと宣伝されている。コンテンツの質を向上させて云々という正攻法でのやり方もあれば、炎上商法といった手法もある。ねずみ講など古くから続く怪しい商売に似通った手法だが、そのような稼ぎ方を教えますといった有料コンテンツに金を払うようなカモを狙った商売も常に売上はあるんだろう。

わたしも小遣い稼ぎになるのならとアドセンスを導入した。アドセンスの広告をサイトに貼り付けるのがめんどくさかったけど、自分で何もしなくても完全放置でいいので楽でいい。稼げるとかそういうレベルとは程遠いけど時々入金がある。

個人的には他に日本語では見当たらないピーター・ストラウブの小説の感想文とか、これも日本語では見当たらないシェーン・スティーブンスの”By Reason of Insanity”の感想文とかをかけたので良かったんだけど、閲覧数は限りなく少なく、収益にはまったく結びつかない。

で、アドセンスのこととか忘れてた頃にgoogleから「Adsenseサイト運営者向けポリシー違反レポート」とかいうメールがきた。

なんかやばいことでもあったのかな、と思ってメールをみたら、ポリシーセンターを確認しろという。確認してみたら、サイトの1記事が「衝撃的なコンテンツ」と判定されたってことがわかった。

で、調べてみたら「カニバ」って映画の紹介記事に問題があるとされていた。佐川一政のパリ人肉事件のドキュメンタリーですね。何年か前の映画だけど、最近になって佐川一政が死んだのでまた少し話題になったんでしょう。それでこの記事も少し見られたんだと思う。
まあ内容が内容だけに、多少は衝撃的な部分もあるよね。って思った。でもただ映画を紹介しただけで、紹介文自体には問題のある描写とかは無いと思うんだけど。

googleくらい大きくなると、広告主にも大企業が多くなってなるべく当たり障りのないコンテンツを中心にしてトラブルを減らしていこうって方針になるのは理解できる。結局googleが望むのは安心して広告主に嫌われにくい、当たり障りのない健全な良い子のためのコンテンツ群なのだろうか。

ちなみにカニバの記事はとくに何も対策はしてないんだけど、さっきポリシーセンターを確認したら違反はなくなってた。

 

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