オープンエアヘッドフォンの名機、ゼンハイザーHD598のレビュー。

電車で女子高生がイヤホンで聞いてたヘヴィメタが大音量ダダ漏れで、女子高生のとなりに座ってたおばちゃんが大激怒してるんだけど女子高生は全く気付かない。

その光景いらい、わたしは電車内とかではSHUREのイヤホンを使っています。最初はE3Cを使っていて、これはとても素直な音で、音漏れ皆無で本当に好きでした。外を歩いているときは周りの音も聞えないので少し恐いような気もしましたが、少しは聞えるのでまあ大丈夫でした。その後E3Cが壊れちゃって、販売終了してたのでちょっと安いSE215というやつを買った。これはE3Cに比べると少し作った音、って感じがして、低温が若干だけど無駄にボンボンして、デザイン的にもちょっと好きじゃなくなった。

しかし、イヤホンは耳が痛くなる。家の中ではしたくない。でも、家の中でも夜やなんかでスピーカーで大きな音が出せないときがある。じゃあ、どうしたらいいのか。

と思って欲しくなったのがオープンエア型のヘッドフォン。家の中で使う前提なので、音漏れしても気にならない。だから密閉型の圧迫感がないオープンエア型がいいなと思った。

いちいち試聴とかできないので、ネットでのレビューや評判を見て、デザインを見て決めた。こういうのを選ぶとき、長く使うものはなるべくいい物を買った方があとあと後悔しないので、あんまり安いのは避けることにした。かといって超高級品を買う金はない。

で、えらんだのがゼンハイザーのHD598。

sennheiser HD598

sennheiser HD598

これ、ものすごくよかった。まず付け心地がすごくいい。軽くて、圧迫感がない。イヤーマフの部分が耳を覆うようになっていて、スピーカー部分が直接耳にぶつからない。ので痛くもないし、押される感じもしない。眼鏡をかけたままつけても、まったく問題ない。

そしてデザインが好き。無機質な黒くて幾何学的な形じゃなくて、丸い暖かみのあるデザインに特徴があって愛着がわく。本体とケーブル部分は取り外せるようになってるので、ケーブルだけ断線とかしても交換できる。

肝心の音はどうかというと、これもまったく問題ない。超高級種は使ったことがないので比較できないけれど、数千円クラスのヘッドフォンの音の軽さ、嘘くささ、シャカシャカした感じはまったくなくて、普通に聞けるレベル。個人的にはこのくらい聞ければ文句はない。音は、もっとフラットに聞えるのかと思ったら結構厚みのある音で、ドラムとか低音がかなりしっかりでるのが印象的だった。とはいえ、べつに高音部分が特に弱いという感じはなく、特に向いているジャンルとかなくなんでもいけそうな感じです。ボーカル中心の歌なんかははっきりと聞えていいかもしれない。iPod touchに直接つなげても全然普通にいい音でした。

もう、音漏れしてもいいから外でもこれで聞きたい、とかたまに思ってしまう。最近は電車に乗ることも滅多にないけれど。

結構長く聞いていても耳が痛くならないし、初めて意識して買ったオープンエアのヘッドフォンですがとても気に入りました。何年か使っていますがこれからも大事に使いたい。

ところで、今はこれにかわってHD599という新しいやつがでてるんですね。これよりも進化してるんだろうなあ。まあ、わたしが買ったときは円高の影響か結構安かったのでよしとしよう。

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