「ゼンハイザー ヘッドホン オープン型 HD 598専用Bluetoothレシーバー」のレビュー。必要十分だけど、高いかな。

ゼンハイザーのかっこよくて音質もなかなかのオープン型ヘッドフォン、HD598。

このたび、それをワイヤレス化しようと思い、「ゼンハイザー ヘッドホン オープン型 HD 598専用Bluetoothレシーバー」なる商品を購入しました。しばらく使ってみたので感想を書いてみます。

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HD598専用なので、装着感はぴったり。でも安っぽい。

まずこの商品、HD598専用に設計された製品となっています。なので、HD598にぴったり装着できる。その点はまあ、専用の商品だけあって問題なし。ただ、このレシーバーは色が黒いので、HD598の特徴的なプリン色に装着するとちょっと異物感があるかも。どうせならそのあたりもこだわって色を選んでほしかったかな。

商品単体でみると、作りはちょっと雑です。マイクロUSBの差込口がちょっとズレ気味で、かなり差し込みづらかったり、全体的に安っぽい。実用面ではとくに問題ないんだけど、値段の割には雑な印象を持ちました。

安物の周辺機器、という感じ。せっかく名機と歌われるHD598用の機器なんだから、もうちょっとなとかならなかったのかな、というのが正直な感想。

実用性は問題なし。

レシーバーとしての性能は、問題ないと思います。APT-X, AAC, SBCコーデック対応とのこと。詳しくないのでよくわかりませんが、最新ではないもののまあ一般的なブルートゥースの信号には対応しているみたい。

アンドロイドのスマホからとばして音楽を聞いてますが、接続直後はかすかにノイズが聞こえるような気はするものの、その後はわからなくなります。音楽とか聞いてる最中は問題なし。

ときどき、瞬断というかほんの一瞬音が途切れることがありますが、頻度は大したことないのであんまり気になりません。

スマホをポケットに入れていても、近くの机においていても、きちんと受信してくれます。

バッテリーは少なめ

電池の持ちは、あまりよくない。連続で使っているとだいたい数時間でバッテリー低下の警告音声が流れて、その数分後バッテリー切れになります。

連続で8時間とか聞き続けるのも体に悪そうだし、充電は早めだから休憩中に充電すればいいんだけど、でもできることなら繋ぎっぱなしで1日くらい持つようにしてほしかった。重さ的にはまったく気にならないので、もうすこし重くなってもいいからバッテリー容量を増やしたほうがよかったかも。

PSVita TVのブルートゥースのショボさに愕然

余談ですが、これはこの機器の問題ではないと思うのですが、PS Vita TVにつないでみて驚きました。

まったくつながらず、音声が聞こえない。

おかしいな、と思って設定をみると、機器は認識されているしきちんとつながっているはずなのに音声が聞こえない。

何なんだろう、と思っていると、時々音声が聞こえる。聞こえたり聞こえなかったり。しばらく原因を探っていて、問題の在り処がわかりました。

PS Vita TVのブルートゥースがあまりにしょぼいのです。きちんと音が聞こえる範囲が極端に狭い。あるいは安定していない。ちゃんと聞こえている状態から、頭の角度をちょっと変えただけでまったく聞こえなくなる。本体の位置をちょっと動かしただけで聞こえなくなる。

スマホにつないでいるときはそういうことがないので、これはPS Vita TV側の問題だと思います。あるいはこの受信機との相性の問題?ネットで調べると、PS Vitaで同じような問題が起きている人がけっこういるみたいでした。Vita TVという不遇なゲーム機については症例がわかりませんが、おそらく中身はほとんど同じでしょうから同じようにしょぼいブルートゥース機能なんでしょう。

総評

アマゾンで25%オフの5,983円で買いました。

結論から言うと、この作りでこの値段は高い。もっと高性能で安い受信機はたくさんある。しかし、HD598にジャストフィットという製品はこれしかないので、ちょっと高いけどこれを選ぶしかない。

専用ということで販売数も限られるだろうし、割高になるのは仕方ないと思います。難しいところですね。いっそもっと高価にして細部の造形も作り込むか。

実用的には問題ないので(PS Vita TVでまともに使えないのはPS Vita TVの問題)比較的高いこと以外には不満はないのですが、もっと安い受信機で、小型で、ヘッドフォンからぶら下げても問題ないようなのがあればそれを買ってもいいかな、と思いました。

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