カット式のコーヒーグラインダーを買いました。ボンマックのBM-250M。ちょっと高いけど、自宅で豆を挽くならブレード式はやめてこれにするべき。

以前、ラッセルホブスのコーヒーグラインダー7660Jを紹介しました。ほぼ毎日使っていて、まあ愛用していたのですが。

このたび、別のカット式のコーヒーグラインダーを購入してその違いに驚きました。

正直いって、以前のコーヒーグラインダーはおもちゃみたいなもんだったということがわかりました。ブレード式のグラインダーをおすすめしてしまったのに罪悪感をちょっと感じるレベル…。

あらたに購入したのは、ボンマックのBM-250Mというグラインダー。カット式というやつらしく、家庭用機のカット式を探しているとかならず候補に上がってくるもの。

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まず最初に、ラッセルホブスの擁護から。

以前使っていた7660J、決して悪いものではないと思います。

まず、デザインがかっこいい。無骨でもなく、装飾的すぎもしない、実用性とインテリア性の中間のようなデザインで、どこにおいても悪目立ちせずフィットする。うちには関係ないけど、おしゃれに気を使っている人の家でもまあじゃまにならないと思います。

そして使い勝手がいい。カットする容器がコップのようになっていて取り外せるので、挽いた豆を簡単にフィルターに移すことができる。そして掃除も簡単。よくローストした豆ほど微粉が容器にこびりつくけれど、テイッシュで拭ってゴミ箱に落とすだけでほぼ100%取り除くことができます。

本体や蓋についた微粉も同じようにティッシュや、細かいところはハケで払えば簡単にきれいにになるし、そもそもそのへんはコーヒーの味とかには影響しないのでそこまで神経質にきれいにしなくてもいいし。

挽き方も、10~15秒くらいボタンを押すだけ。音はちょっとうるさいけど、30グラム前後の豆を簡単に挽けます。

つまり、決して悪い機械ではない。むしろべんりでおしゃれないいものなのです。ただ、挽きムラが激しいというだけで。

この挽きムラについては、ブレード式の宿命というべきもので、どんなに改良してもある程度でてくるのは仕方がないことなのでしょう。ラッセルホブスの7660Jもそれには抗えません。むしろそれ以外の面で非常に頑張っている製品だと思います。価格もこなれてるし。

経年劣化?

ただ、最近どうも以前よりもムラが多くなってきている気がしたのでした。経年劣化なのか、それとも以前より気にしているからなのかしりませんが、挽いたあとの豆の大きさにかなりのばらつきが出ています。甚だしいときには豆を4等分したくらいの塊が残っていることもあります。

仕方ないので、3回に分けて引いたり、挽いたあとで微粉を濾してみたりしたのですが。多少はマシになりますが、根本的な解決にはならず、めんどくさい。

そして経年劣化もあるんだろうけど、そもそもブレード式の限界は如何ともし難いということで、ボンマックのカット式のグラインダーを買うことにしたのでした。

ボンマック BM-250と他の機械の比較。

カット式のグラインダーは、2019年時点で実質3択。

カリタのナイスカットG、同じくカリタのネクストG、そして今回購入したボンマックのBM-250。

この中で品質のよさで定評があるのはナイスカットG。豆の挽き具合でいうと、これでほぼ満足できる品質らしい。ネクストGはそれの上位機種で、主な違いは静電気除去機能がついてることと、豆をひくスピードがちょっと遅くなっていること。遅く挽くと熱が発生せず豆の風味がどうのこうので、いいらしい。挽け具合の均質度でいうと、それほどの違いはないみたい。

ネクストGは上位機種だけあって確かにいいんだろうけど、肝心の挽け具合はほぼ同じで、値段が1万円くらいか、それ以上高い。これはパス。

そしてボンマックのBM-250。これはどういうものかというと、要するにナイスカットGとだいたい同じデザイン、性能の商品。そして、ナイスカットGより価格が安い。

値段が安いというのはどこか簡素化してあったり、劣る部分があるのでは。と思ってしまいますが、たぶん中国産だからでしょうか。とくに不具合があるとかそういう話もなく、発売から数年たちますがずっと評判はよく、問題ない商品のようです。

というわけで、ボンマックのBM-250Mを購入しました。ちなみに買ったときの値段は約16,000円。最近は値上がりしたり、品切れになっているようです。

同じカット方式で同じような形の同じような価格帯のものなら、それほどの違いはないと思うのでほかのメーカーのものでもいいかもしれない。

豆の挽け具合

使い心地に関してはまったく問題ない。

本体の裏にあるスイッチでオン・オフするだけのシンプルな構造で、余計な機能はない。上部のホッパーに豆を入れて、スイッチを押すと下から挽かれた豆が出てくる。

30グラムの豆をひくのにかかる時間は10秒程度で、音も思っていたよりうるさくない。ラッセルホブスのよりも音は小さい。

そして豆も、ラッセルホブスに比べると遥かに均等に挽けています。ばらつきというより、微粉が少しは出るという程度で、それ以外はかなり均一にカットされている感じ。

ラッセルホブスで挽いた豆は微粉から5ミリくらいの大きさまでバラバラになったのに対して、こちらはセットされた大きさより大きな粒がでてくることはありません。構造上でてきたらおかしいわけだし。微粉、コーヒーの皮は出ます。

粒の大きさの調整についても、きちんと機能しているようです。中挽きしかしていませんが、ダイヤルを4.5と5.5でそれぞれ挽いた結果はちゃんと違うサイズの粒で出てきます。

はっきりいって満足です。

静電気について。とくに気にならない。

この機械について唯一気になっていたのが、静電気で豆が本体にくっついて大変、という評判でした。

結論から言うと、うちの使い方では静電気で困ることはありませんでした。帯電防止のテープとか工夫している人もいるようでしたが、そういうのも一切なしで問題ありません。

まず、付属の粉受けを使わないことです。これはプラスチック製で、これに粉がこびりつくのは簡単に想像できます。しかし、わざわざ粉受けに一度落とし、それからフィルターに移す必要がわかりません。

粉受けは一度に沢山挽いたときに使うのかもしれませんが、うちでは一度に飲む分しか挽きません。ていうか普通そうだと思うのですが。なので、付属の粉受けは使わず直接フィルターを下に用意して、そこに粉を落とすようにしています。

フィルターを置く支えはないので、挽いてる間はフィルターを手で持っている格好になりますが、そんなに長い時間ではないので特に不便は感じません。

さらに、いまわたしは金属製のフィルターを使っています。ひょっとしたらこれのおかげでさらに静電気が抑えられているのかな。本体にも豆はほとんど付着していないし、豆の出口にほんの少しついているだけです。

メンテナンス

メンテナンスは付属のハケでこびりついた微粉を落とす程度で、簡単です。六角レンチでダイアル部分を取り外す必要がありますが、そこまで頻繁に掃除しなくてもよさそう。そのへんは使用頻度次第ですかね。

あと付属品で予備のヒューズがついてくる。これは、長時間連続運転するとヒューズがとぶ可能性がある、ということなんだろうか。だとしたら、なおさら付属の受け器がいっぱいになるほど挽くのではなく、その都度少しずつ挽いたほうがいいかもしれない。

まとめ

味は確かによくなった。コーヒーを自宅で挽く人は、できればブレード式ではなくこういうタイプのグラインダーを使いましょう。

まだ使い始めなのでこれからどうなるかわかりませんが、不具合とか出てきたらまた更新します。

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