前にかったテレビは東芝の40V30ていうフルHDのもの。
それ自体はめっちゃ満足してて、なんの問題もないし2020年現在普通に使えるテレビだと思って使ってるのですが、その後4Kテレビも一気に一般化してきて、安いものでは5万円位で買えるレベルになってきました。
で4Kってどうなのかなといろいろ見てみたんですが。
結局、2020年6月現在、やっぱりまだ40V30で十分で、4Kテレビはいらないかなっていう結論になってしまいました。
いろいろあって新しくテレビを買ったのですが、そういうことなので4Kではなく2K(フルHD)の「40V31」を買い、やはり満足しました。
前に買った「40V30」は今でも問題なく使っていてなんの不満もありません。「40V31」はそのマイナーチェンジのようで、基本的な性能はほぼ一緒。なので使い勝手も、画質も、満足度もほとんど同じです。
40V31の感想の前に、ここではなぜ2Kでいいか、というか4Kがまだいらないか、思ったことを書いてみます。
まず、根本的な4Kコンテンツ不足。
ようやくテレビ番組も4Kのものが出てきました。それまではPS4+とかXBOX One Xとかのゲーム機の映像以外にほとんど4Kのコンテンツがなく、はっきり言って宝の持ち腐れ状態状態だった4Kテレビ。それが民放とかの4K化でやっと実用品になったのかな、というところです。
でも、まだまだ足りません。やっと一部の番組が4K放送になった、というレベルで、大多数の番組は2Kのまま。
ゲーム、ネットフリックス等の配信サービスの一部が4Kに対応している位ですが、そのためだけに4Kを選ぶのか、というとちょっと考えてしまいます。
それから4Kテレビ及びコンテンツの質の問題。
で、4K放送の質もかなりばらつきがあるみたいなんですね。
確かに格安の4Kテレビも出回るようになりました。でも、4Kってただ解像度高いだけじゃなくて画質向上のためのいろんなポイントがあるんですよね。たとえばHDRとか。
HDRっていうのは昔からある概念で、10年くらい前の「ハーフライフ2」ってゲームのDLC「ロストコースト」でも取り入れられてました。簡単に言うと画面の輝度をダイナミックに調節してよりきれいにみせるような技術で、まあのっぺりした画面がよりメリハリ聞いた感じになって、それでいて階調が保たれるようなものみたいです。
そのHDR、きちんとした統一規格があるようで、規格にのっとったHDR放送をHDR信号に対応したテレビで見るとちゃんとした画質で番組が見られるようです。
しかし、問題は安価でHDRに対応したテレビが少ないこと。結局、安い4Kテレビはただ解像度が4Kというだけで、HDRとかそのへんまでは対応していないなんちゃって4Kといっていいものが多いみたい。
実際、電気屋さんで5万円台の安い4Kテレビと倍くらいの値段の4Kテレビを見比べてみたところ、安いほうはひどい画質だった。画素数はきちんと4Kになっていて、高精細に表示されてはいるようだけど、色がひどい。ちょっと明るいところは全部白飛びしていて階調もへったくれもない状態。
つまり、4Kは普及しつつあるけれど、まだこなれてない。きちんとした画質で4Kコンテンツを楽しむには10万円クラス以上のテレビを買わないといけなくて、かといってあらゆるコンテンツが4Kで楽しめる、という段階にはなっていない。
そういう状況でただ4Kだから、っていう理由で安直にテレビ買っちゃっていいのかなーという気がします。まともな4K楽しむには、対応したコンテンツを揃え、テレビの場合にはフォーマットマで気を使う必要がある。今の所それって無駄が多いのでは、と素直に思います。
ブルーレイが普及しだした頃はTUTAYAとかでどんどん出始めていて、DVDと画質差も圧倒的だったからブルーレイディスクプレーヤーを買おうっていう気にさせられてたし、普及するにつれてプレーヤーもどんどん安価になっていった。
4Kはまだまだそこまでいってない。3Dテレビみたいな悲惨なことにはならないと思うけど、登場から数年たっても飛びつくには早い段階が続いている感じかな。今後、さらにこなれてくるのを待ってからでも遅くないと思う。
で、2Kテレビの40V31を買いました。
これは40V30のマイナーチェンジみたいで、ほとんど同じ。見た目はスタンドが少ししっかりしたものにかわった程度で、前面にスピーカーがついていてこの手の液晶テレビにしては音がはっきりしている。
それから、今回初めてわかったんだけど40インチクラスで無線LAN対応してるのって、これ以外にほとんどないみたい。
正直な話、テレビ内臓のユーチューブだとかネットフリックスだとかそういう機能、たしかに便利だけど専用にFire Stickとか買ったほうが快適です。それでも、自宅にwi-fiがあればテレビ単体でネットコンテンツ楽しめるっていうのはかなりのメリットだと思います。いちいち線引っ張る必要なくて。
ハードディスクをUSBでつなげて番組録画できるし、裏番組2チャンネル同時録画できるっていうのも、40インチでこの価格帯では珍しいのでは。ハードディスクは4台まで繋げられるから、相当な時間録画できるし。
40インチって、個人的には丁度いい大きさなんですよね。
比較的安価で、2Kの画素数を6畳くらいの部屋できれいに見られて、無駄な機能がついてない。
倍速120コマとか、映画とか見る分にはキモいだけだし、40V31でもゲームは普通にできるし(Doom eternal ナイトメア普通にクリア可能)、なんで4Kが必要なん?って逆に疑問です。
これは昔ドラム型洗濯機を買おうかどうか迷ったときと同じで、ドラム型洗濯機も、ダイソンの掃除機も、過去の普通型洗濯機とか昔からの掃除機とよく考えてみると別にたいしたメリットがないってことに気付いたのでした。
今回も同じで、いま現在ふつうにテレビ見たりゲームしたりする分には、40V31で必要十分だということになったのでした。
まとめ
そんなわけで40V31ですが、とってもおすすめな40インチテレビです。
家がめっちゃ広くて40インチだと足りない人には向きませんが、一般的にとくに4Kコンテンツとか見る予定のない人には普通におすすめできます。
へたな安い4K買ったり、無駄に高い4K買うよりはまだ2Kでいいんじゃないかなーと思ってる人には間違いなくおすすめできます。このテレビでXbox OneでDVDみると、アップスケーリングされてるのかわからないけど結構きれいに映るし。
この先4Kがほんとに一般化してくるのは、次世代ゲーム機のPS5とかXbox One Xとかが発売されて以降かなーと思います。