ワイヤレススピーカー UE BOOM2 感想とレビュー

ueboom2前からほしかったワイヤレススピーカー。ようやく買う決心が付いて、いろいろ出ていているなかでどれにしようかなーと迷っているときにUE BOOM2が新たに販売された。機能的にも良さそうだし、電化製品では基本的に新しい=より高性能ということで、これを買った。結論から言うと、買ってよかった。しばらく使ってみたので、感想を書いてみます。

スポンサーリンク

防水&耐衝撃

とりあえず音質とか色々な要素を比べてみたけど、買うときの一つのポイントは完全防水という点だった。BOOM2はIPX7等級の防水機能が付いている。つまりどういうことかというと、雨の中でも使えるし、水たまりやプールに落としても大丈夫だし、洗剤で軽く水洗いしても問題ないということ。ぬれても心配がない。屋外で使いたかったのでこれは大きなポイントです。もう一つ、このスピーカーはとても丈夫。その点も屋外でわりかしラフに使いたかったので大きなポイントになりました。そして丈夫。もったままうっかり落としても割と平気。テーブルから落ちたくらいではまったく問題ない。屋外で作業中に、例えばどろんこの手袋をしたままといった状況でも安心して使える。もちろん、汚れたら食器みたいに洗剤をつけたスポンジで水洗いできる。ただし、表面がファブリックっぽいあみあみ素材になっているので、よく水を切った方がいいです。タオルで拭いてもあとから結構水がしみ出してきます。

かなりいい音&音がでかい

スピーカーを選ぶ際に決定的に重要なのは音質。ほかの点が優れていても、肝心の音が悪かったらどうしようもない。その点、UE BOOM2は合格。というか、思ったよりもずっといい音でした。いい音の定義は難しいが、聞いてて楽しい、心地いい音。

低音から高音まで、それぞれはっきり聞こえてくる。しかしよくあるドンシャリ系のシャカシャカしながら低音だけ響くような音じゃなく、きちんとまとまって聞こえる。ドラムとかの低音は結構しっかり鳴ってるし、ボーカルも割れたりかすれたりせず当たり前な人の声に聞こえる。高音も問題ない。多少、作っているような感じがするかなーという程度で、全体としてきれいにまとまっていると思います。なにより、聞いていてふつうに楽しい。わざわざきちんとしたスピーカー準備しなくてもとりあえずこれでいっかと思ってしまう。ワイヤレスという手軽さとあわさって、ついついiPodなんかと一緒に家でもならしたくなる手軽さがある。ただステレオ感はほぼないし、静かなオーディオルームで小さな音で繊細に鳴らすとかいうのは向いてないと思う。むしろ作業中やご飯食べたりしてるときのBGMを流すのには十分すぎる。

それからでかい音がだせる。従来機のUE BOOMというのがあって、それの出力が18Wなのに対してUE BOOM2は20W。2Wの差でしかないが、大きな音が出せるというのは意外と重要。とくに、野外で使う場合。屋外って、道路が近くにあれば車の騒音があったり、また使う場所が極端に広かったりして、小さな音だと聞こえない&届かないことが結構ある。そういうときにある程度大きな音が出せるのは安心感がある。まあ、実際にそれが必要な場面に出くわすかは別として、旧型より出力をあげたのはコンセプト的に正しい進化だと思う。

あと音が360℃広がる。確かに、部屋の真ん中において鳴らしておくとどこでもだいたい同じように聞こえる。小さなお店屋さんで音楽流すのに使うのもありかなと思った。

電池の持ち

バッテリー持ちは公称15時間。実際使ってみても、結構長持ちする印象。携帯電話みたいに一日中つけっぱなしってものでもないので、ついついバッテリーなくなるまで使い続けてしまい、充電のタイミングがつかめない。そんなときは本体のボリュームボタンの+とーを同時押しするとバッテリーの残量がどれくらいか教えてくれる。40%切ったら充電するようにすれば十分でしょう。

本体の使い勝手

使い勝手はいい。ボタンは4箇所、てっぺんの電源ボタンとブルートゥースボタン、側面のボリュームボタン。シンプル。

説明書はないに等しい。ブルートゥース接続の仕方がわからないという人が少しいたようだ。確かにこれが初めてだととまどうかもしれないが、ほかのブルートゥース機器と同じなので別に面倒なことはない。ブルートゥースは30メートルも届く仕様。実際には環境次第だろうけど、結構届いた。窓を挟んでも10メートルくらいなら問題なく届く。wi-fiのある家にタブレットとか音源をおいて、スピーカーは外に持ち出して・・・といった使い方もできそうです。

ジェスチャー機能があって、スピーカーのてっぺんを一度たたくと音楽の一時停止/再生、二度たたくと次の曲にすすめる。あんまり早くたたくと反応しない。あんまり軽すぎても反応しない。ぽんぽん、とたたく感じ。いちいち音源をいじらなくていいので便利だが、どうせなら前の曲に戻ったり早送り巻き戻しまでできたらさらに便利だ。

電源オンオフ時とバッテリー残量確認時に音が鳴るんだが、これが結構でかい音でびびる。この音量も調整できないのかな?

アプリ

スマフォとかのデバイス用に専用のアプリが用意されている。アプリにはイコライザ機能がある。ほかにジェスチャー機能のオンオフやその他の機能がある。あとアプリ画面ではバッテリー残量が見えるようになっている。面白いのはUE BOOM2を2台つかって、同じ音源で鳴らす「2倍にする」という機能。2台ならべてステレオ再生もできるし、広めの部屋や場所で離れたところにおいて同じ音を鳴らすこともできる。もう一台あればやってみたい機能です。あと目覚ましタイマーもついてる。あとは使い方の説明があるくらい。アプリ自体は便利だし楽しいけど、それほど使う機会はないかな。

形&大きさ

大きさはほぼ500mlペットボトルと同じ、重さもだいたいペットボトルぐらい。個人的にはこれより小さいと安定感がないので、丁度いいと思う。形は円筒型で、上下が少し内側に湾曲している。下側に充電用のUSB端子があるので充電中は横に置くかひっくり返して置くことになる。上下逆でも問題なくおける。なお、側面のボタン部分が出っ張っているので横置きにしても転がっていかない。下部にはどっかに引っかけられるように金具が付いてて、その金具のネジを外すと三脚も取り付けられるようになっている。あと、マイク端子も付いてた。スマフォと連携して電話代わりにも使えるが、それはあまり意味なさそう。ほかにマイク端子の使い道があるのだろうか・・・。電話会議用か?

デメリット&総評

デメリットは、2万5千円前後と値段が高めな点。防水機能だけなら、同じ防水性能のUE ROLLという機種が発売されていて、こちらは1万円数千円。さらに生活防水程度でかまわなければ、旧型のUE BOOMはたぶん音質はほぼ変わらずにIPX4相当の防水機能付で、値段は当然安い。音質だけをとれば、ボーズのSoundLinkなどほかにも高評価の機種がある。この辺どう考えるかですね。

音はいいと思います。少なくともパソコン用スピーカーでよくある数千円クラスのものに比べると、一段違うレベルに感じます。パソコンにつながったスピーカーもあって、そっちの方が音はいいですが、手軽さから最近はUE BOOM2とiPodで音楽をきいていることが多いです。

個人的には見た目も気に入ったし、音もよかったし満足しています。

スペック

メーカー発表のスペックは以下の通りです。

  • 本体サイズ 直径:67mm。高さ:180mm。重量:548g(スピーカーのみ)
  • 防水機能 -IPX7等級:UEBOOM2は1m深度の液体に最長30分間浸すことができます。
  • オーディオ 最大サウンドレベル:90dBA。周波数範囲:90Hz–20kHz。ドライバー
  • 電源 最大15時間駆動のMicro-USB充電式リチウムイオンバッテリー内蔵。実際のバッテリー寿命は使用状況、設定、環境条件によって異なります。充電式バッテリーの充電サイクル数は限られています。充電時間:2.5時間
  • ワイヤレス機能 最大8台のBluetooth®対応デバイスをペアリング-最大2台バイスを同時接続。アプリをインストール済のデバイスから2本のUEBOOM2にワイヤレス接続(リストリーミング)モバイル再生範囲は最長33m。
  • 互換性 オーディオ再生:Bluetooth®ワイヤレスオーディオプロファイル[AdvancedAudioDistributionProfile(A2DP)]または3.5mmオーディオ出力に対応する、スマートフォン、タブレット、およびその他のデバイス。通話:Blutetoothハンズフリープロファイル(HFP1.5)対応の電話

以上でした。

 

タイトルとURLをコピーしました