カーブドッチに行ってきた。ちょっと前だけど。
カーブドッチは、新潟にあるワイナリー。けっこう前からあって、新潟では岩の原ワインに次ぐ歴史がある、と思う。
「日本ワイン」という認定制度が制定されてから国産ワインへの関心が高まりつつあり、マスカット・ベーリーAとかそれなりのぶどうも生産されていることもあり、どっかワイナリーに行ってみたいなと前々から思っていたところで、新潟にあるカーブドッチに行く機会がありました。
ワインだけでなく温泉、レストラン、土産物屋などが揃った観光地。
で、カーブドッチワイナリーですが、ここは単なるワイナリーの枠を超えて、ひとつの観光地として発展していっているようです。
敷地内の駐車場の周りには、肝心のカーブドッチワイナリーのワインショップがあるだけでなく、自家焙煎のカフェ、そしてサロンやスパまで併設されています。さらに宿泊施設まであり、宿泊施設では温泉も楽しめるという充実ぶり。温泉だけなら1,000円くらいで入れます。
温泉とスパが同じものなのか別物なのかはわかりません。ちょっとシャレオツすぎて怖気づいてしまい、入ってないので。予約もしてなかったし。
でもサロンはなんかどっかのブランドの化粧品かなにかの体験コーナーみたいなのがあって、そこで実際にアロマセラピーを体験できるようでした。なかなか良さそうな感じだったのでお時間のある方はいいかもしれません。
ここはただワインを飲むとか買うだけじゃなくて、複合的な観光ができる作りになっていることがわかりました。
で、肝心のワイナリー、というかワインショップ。
入り口近くにあるのはカーブドッチのワインショップで、そこで買い物したり試飲なんかもできるんですが、ひとつ大切なポイントがあります。それは、ここにあるワイナリーはカーブドッチだけではない、ということです。
5つのワイナリーが集まってできている土地。
実はここには、カーブドッチ以外にも4つのワイナリーがあるのです。最初それを知らず、カーブドッチのワインショップを覗いて、そのちかくのパン屋さんで適当に食べて帰ろうと思ってて、パン屋さんでパンフ見てるときに気づきました。
- カーブドッチワイナリー
- フェルミエ
- ドメーヌ・ショオ
- カンティーナ・ジーオセット
- ルサンクワイナリー
2019年末時点で5つのワイナリーが集まっています。これらのワイナリーをまとめて、この地を新潟ワインコーストと呼んで新たなワインの産地として位置づけているようです。
せっかく行くのなら、ここでいくつかあるワイナリーをまとめて覗けるので、入り口で帰らずにワイナリー色々回ったほうが絶対お得だと思います。とくにはじめて行くときは。
お土産の種類でいうとカーブドッチのワインショップが一番いろんなものが販売されていて、皿やグラスやいろんな物があります。入り口に近いこともあってだいたいの人はここでワインとかその他のお土産とか買っているみたいですが。
やっぱり入り口にちかいカーブドッチにお客さんが集中していて、敷地の奥の方のワイナリーまで回る人は少ないようですが、それぞれ個性的なワインを作っているので飲み比べると面白いと思います。どうせいくなら各ワイナリーを回ってで試飲したほうがぜったいいいです。
試飲、レストランなど飲食関係
試飲はどのワイナリーでもやっていて、値段は200円前後。(量はワイナリーによって多少違います)で、ワイナリーによっては食事できるところもあったりするみたいです。
ちなみに敷地内には食事できるところがいくつかあります。レストランと、パン屋さんと、ビアホール的な場所と、あと一部のワイナリーでも食事できる場合があるようです。比較的入口近くで場所的にも価格的にも入りやすいのは「ごとらって」というパン屋さん。
ここに入ってアイス食べてるときに、思いの外広いことに気づきました。
「ごとらって」はパンとジェラートが売られてますが、この地のワインがグラスでいろいろ飲めるほか、サラダプレートとソーセージプレートの食事もあって、結構食べごたえあって美味しそうな感じです。正直、他にあることを知らないと入り口のワインショップとここで満足して帰ってしまうかもしれません。
あ、ジェラート美味しいです。せっかくなんでダブルがおすすめです。
他にもメニューあるし、他にもレストランはありますがちょっと高そうな雰囲気&時間的な都合でパスしました。で、カーブドッチ以外のワイナリーを訪問。
それぞれのワイナリー、200円くらいから試飲できるんでどうせなら試飲してみることをおすすめします。
これだけ近い場所で、土質もおそらく同じなのに同じ葡萄でもワイナリーによって風味が違うという、まあ当たり前なのかもしれませんがワインの違いを実感できます。
本当に、ワイナリーによって同じ品種でもだいぶ違います。どうやらここが砂地だから、育て方やらなんやらによる作り手の個性が出やすい、ということでした。
実際、だいたいどこでも作ってるシャルドネにしても、それぞれのワイナリーで香り、風味がまったく違っているのが面白かったです。あとなんだっけ、なんとかかんとかというあまり聞かない品種なんだけど、それがここの土質にあっているということで生産しているようでした。新潟というとマスカット・ベーリーAがオリジナルで有名な感じがしますが、それ以外の品種でもいいワインがいろいろ出てくるかも。
あとビールもあります。敷地内の薪小屋というレストランで販売しているのが自家製ビール。3種類あって、2種類のんだけど美味しかった。新潟産のハムやソーセージも販売しています。それもレストラン自体では食べてないので味はわからないけど、建物は昔の古民家を利用して新たに設計し直した建物で、なかなかいい雰囲気。ビールやハムは入り口で買えます。
カーブドッチへの行き方
さて、問題なのは交通手段です。
場所としてはちょいと辺鄙なところにあるので、車でいくのが一番いいんですが。近くにラムサール条約湿地になっている干潟もあって、そういうのも見られるし。
しかし、試飲しまくる場合は車で来るわけには行きません。ですので、タクシーかバスで行くしかありません。
一番便利なのはバスです。新潟駅から、無料のシャトルバスが出ています。一日2往復。
カーブドッチのホームページによると
「新潟駅南口発|9:30」⇒「内野駅発|10:00(平日のみ)」⇒「カーブドッチ着|10:20」
「カーブドッチ発|11:00」⇒「新潟駅万代口着|11:50」[午後便]
「新潟駅南口発|13:00」⇒「カーブドッチ着|13:50」
「カーブドッチ発|16:00」⇒「内野駅発|16:30(平日のみ)」⇒「新潟駅万代口着|16:50」
となっています。あらためていいますが無料です。変更になる可能性もあるのでカーブドッチのサイトでチェックしてください。
10:20について、お昼を食べてゆっくり試飲して回って16:00に出発する、という感じでしょうか。
あるいは、13:50について、2時間で回るのも時間的には可能です。
ただ、無料バスは予約がいるようなので、詳しくはカーブドッチのサイトから調べてみてください。
電車はありません。
そんなわけで、すべてのワイナリーを回るには10:20着のバスがいいでしょう。