Netflixオリジナルドラマ版「ミスト」。最後まで見ました。果たしてシーズン2は出るのか。

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2018/09/23 続編について追記

結局シーズン2はキャンセルになってしまいましたが、ネットでは続編を望むサイトもできてるようですね。おそらく、制作は難しいと思いますが、今の所13,000人以上の人が制作嘆願に署名しているようです。

個人的には普通に面白かったと思うけど、どういう基準で可否が判断されるのかわからないのでなんとも言えない。人気と予算の兼ね合いもあるだろうし。

ネットフリックスはさらにオリジナル作品に費やす費用を増やしていく方針のようだけど、放映作のうちどれがどれくらい視聴者増に寄与したかを割り出すのは結構難しいと思う。よほど綿密かつ複雑な調査をしない限り、作品単体での「価値」は図りづらいし、「作品群」が視聴者増を牽引することもあるのだからなおさら単体の価値は曖昧になる。

そんなら、多少の予算を割いてネットフリックスで(別のサービスでもいいけど)ミストシーズン2を続けさせてやってもいいのでは、と思いました。最近、不思議なことにキング作品の映像化も続いていることだし、ここでミストのシーズン2で他作品との関連を匂わせたりして、それを○○オリジナル!と銘打って放映すれば結構客引っ張れるのじゃないかな、と思っています。

ドラマ自体の出来はともかく、そういうマーケティング部分での価値はけっこうあると思うんだけどね。

(以上追記終わり)

スティーブン・キング原作の「霧」をドラマ化した、ネットフリックスオリジナルの「ミスト」。このあいだ最後まで見ました。

全体的な評価は、まあB+といったところ。

ちょっと予想外なところもありました。

教会の神父vsきちがい宗教おばさんのバトルがもっと見られるのかともったら、神父さんは割とあっさり退場してしまいました。

それから、いじめられっ子のゲイの少年。役柄からしてほんとはいいやつでいろいろサポートしてくれるのかな、と思っていたら、まさかの悪役だったとは。

というわけで面白かったんですが、途中で少しだれますね。そして最後、また面白くなると言う展開。個人的には通して面白かったです。そして最終話でさらに謎が広がり、思いっきり途中で終わってしまいました。

サスペンス主体のドラマなのでなかなか新鮮。

化け物がでてきたりもしますが、だいたいの話では極限状況におかれた人々の異常な心理が恐い話でした。逆境でその人の本性がでるとかよく言いますが、人って、ちょっとしたストレスでも相当影響を受けるものだと思います。ドラマで見てる分には馬鹿だなーこんなことして、と気楽に見てられますが、実際に自分が追い詰められたらわたしなら絶対おかしくなると思う。

こういう、サスペンス/ホラー主体のドラマっていうのを見慣れてない、というかドラマ自体ネットフリックス以前はほとんど見ていなかったので、面白さを感じる閾値が低いかもしれません。熱心なドラマ視聴者にとってはまだまだ物足りない点もあるかと。

ネットでの評価を見てみると、全般的にまあまあ、と言ったところで、退屈はしないけれど傑作ではない、という感じ。これくらいだとシーズンが続くかどうかは本当に他のプロダクションの状況次第、という所らしいですね。

たとえば下のサイトのレビューはちょいと辛口ですが、シーズン2はないのでは、という意見です。

たしかに、ここをこうすればもっとよくなるのでは、という点はいくつかあります。

たとえば、全体的にちょっと長い。

ドラマ版ではショッピングモール、教会、病院、の3つに舞台が分かれています。結局舞台を分けたことで、本来1カ所でまとめて表現できたはずの人間同士の対立が二重に描かれることになっています。ショッピングモールは極限状況下での人々の対立、教会では同じく極限状況下で異端の宗教を信じ始める人々、と出来事は違うんだけど、やっぱりまとめてやっちゃった方が手っ取り早かったことは間違いない。

病院の下りは思い切って全カットでもよかったのでは、と思います。息子を捜している男から車をもらう、というシーンも。

ショッピングモールでのやりとりも、主人公の娘と、彼女を乱暴したと疑われている若者とのやりとりとか、もうちょっと詰めちゃってもいいような気もします。

最終話ちかくになってようやく、軍隊の関与とか、記憶喪失の男ジョナが実は軍の幹部だったらしいとか、囚人を輸送して霧に放置する列車の謎とか、一気に出てくるので、これをもっと早めに出しておいた方がよかったのではないか、と感じます。

たとえば、序盤でショッピングモールから追い出されたゲームショップの店員。後半になって再登場しますが、謎の列車とか、たくさんの軍人の死体なんかは、中盤でかれのサバイバルシーンを用意して、そこでかれに目撃させておいてもよかったかな、とか思います。

あとゲイの少年の本性が現われるのも本当に後半になってからで、ちょっと唐突に感じる。教会で神父を裏切っているのが伏線だったんだろうけど、あのシーンだけでは、かれが何を思っていたのかはよくわからない。

主要な登場人物も増えているのでもう少し早めにかれらを集結させて、大きな行動に移らせた方がよかったというか。

感想まとめ。

まあ、いろいろ書きましたが個人的には楽しめました。それに評価はともかく、ここまで中途半端に終わってしまうと続きが気になって仕方がない。ぜひシーズン2も製作して、少なくともジョナの正体とか、町の外も同じように霧にまかれておかしくなっているのかどうか、教えて欲しいものだと思います。

なお映画版での”衝撃のラスト”は、ちょっと形をかえてドラマでもがんばって再現していたと思いますよ。インパクトの度合いは違いますが。