苦手なジャズ

ジャズ、というより、ジャズのアレンジが苦手。というよりアレンジ自体が苦手なのかもしれない。クリスマスになるとどこでも定番のクリスマスソングが聞えてくるが、オリジナル曲ではなくてアレンジしたりカバーしたりしたものも沢山流れている。そんななかで、ジャズのアレンジはやたらにタメを聞かせたりメロディーラインをずらしたりしているのがあって、そういうのが苦手。あまりに作為的にためたり節をつけたりするのが、どうも聞いてて耳障りに感じる。ジャズに限らず、たとえば最近TSUTAYA店内で聞えてきたのはクリスマスによく流れる歌を子供に歌わせているバージョンで、それは素人の子供に歌わせた物で家庭的な雰囲気を醸し出す狙いがあるのかも知れないけど、その狙いのあざとさと歌の下手くそさがあいまって聞いててちょっと苛ついた。どうもわざとらしいのが、苦手みたい。

カバー曲も、原曲のメロディーラインを妙にいじったり、リズムをずらしたりするのが苦手で、元のままでいいじゃん、と思ってしまう。素直に歌っているものはそうした嫌さは感じないんだけど。そういう嫌さを顕著に感じたのがジャズなので、昔の記憶でしかないんだけどそれ以来どうもジャズが苦手だ。

でも、元の曲といっそかけ離れてしまったものについてはそうしたことはない。チャーリー・パーカーの「ココ」はもちろんピーター・ストラウブの「ココ」を読んだ影響で聞いてはみたもののデューク・エリントンの「ココ」とどこに共通点があるのか全く分からない、というより演奏自体全く意味不明な代物で頭にはてなマークがいっぱい浮かんだが、安っぽいアレンジジャズに感じる不快感を感じることはなかった。徐々にリズム感に慣れてくるとむしろ癖になってきたけれど、これを聴くとウィリアム・アイリッシュ「暁の死線」だったかなにかで登場人物がジャズ演奏を悪魔の音楽みたいに表現する場面を常に思い出す。セッションに参加すれば楽しいだろうけど、端でみているとただ騒ぎ立ててめちゃくちゃをやっているようにしか見えないんだろうね。

そういえば昔きいたクリスマスの苦手な曲は真っ赤なお鼻のトナカイさんの歌をトランペットで演奏しているやつだったんだけど、あれがジャズなのかどうか実はよくわからない。ジャズって、なんだっけ?

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