「unravel two」の感想。2人同時プレイも楽しいシンプルなアクションゲーム。

スウェーデンの制作会社coldwoodが制作した、パズル系アクションゲーム「unravel」の続編。

主人公は毛糸の塊でできたヤーニーと呼ばれる生き物(?)。走ったりジャンプしたりのほかに、体から毛糸の紐を伸ばすことができる。このヤーニーを操作して、紐を駆使して障害物を乗り越えて先にすすむアクションゲーム。

xboxでセールやってて、1と2がセットで1,000円しなかったので買ってみた。で、2を先にやった。

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お手軽なパズルアクションゲーム。

当然、紐を使ったちょっとパズル的な要素が取り込まれている。体をブラブラさせて遠心力で遠くに飛んだり、2箇所に結んだ紐を即席の橋にしたり。

難易度はそれほど高くない。アクションゲームとしてタイミングが要求される場面はけっこうあるけど、なんどか挑戦すれば先に進めないことはないと思う。パズル的な要素も極端に難しいものはないし、親切なヒントがある。場面ごとに表示できるヒントは3段階になっていて、最終的には攻略手順を全部教えてくれる。

グラフィックが美麗。

なれてくるとピョンピョンスムーズにすすめるし、難易度的にはアクションゲームになれてる人にはちょっと物足りない位かもしれない。でもこのゲーム、グラフィックがとても美しいので先見たさで楽しく進められる。

惜しむらくは、夜の場面が多いことかな。もっと明るい景色もあると、さらに堪能できたと思うんだけど。前作は最初のステージをやっただけだけど、昼間のステージできれいだった。

2人同時プレイ可能。

このゲームは2人同時プレイができて、それが楽しい。

ちょっと頭を使う場面があったり、2人で連携して先に進む場面があったりするので、2人であれこれ考えながら遊ぶのにピッタリ。むしろパズルものとしてはちょっと物足りないくらい。

それからおんぶして合体することができる。おんぶすると、操作は片方のプレイヤーだけになる。おんぶした方は見てるだけ。敵やトラップにふれるとやり直しになるんだけど、一人やられただけでやり直しになるので、パズル的な場面以外のアクションが要求されるところでは苦手な人がおんぶして、上手い人に進めてもらえる。

そんなに難しいゲームではないと思うけど、アクションゲーム慣れしてない人でも一緒に楽しめるように考えられてるみたい。それからピョンピョン遠心力で飛んでいく場面で、ふたりがバラバラに進んでいるとちょっと画面からはみ出しそうになるので、そういう場面で合体するのもありかもしれない。

おんぶしてる側はその間みてるだけになるけど、ゲーム実況を例に出すまでもなく、人のゲームプレイ見てるのは意外と面白い。おんぶしてる一体感もあるし。

ストーリーはよくわからん。

ストーリーはよくわからない。よくある、悪者を倒すとかそういうものではなくて、開発者のメッセージを読むと愛とか思い出とかそういうものを大事にした物語なんだろうなというのは伝わってくる。でもよくわからん。

ヤーニーたちが、2人の少年少女の冒険をたどるってのはわかる。少年たちはDV被害から逃れるために家を脱出して、どっかの工場に逃げ込んだりするんだけど、工場が破壊されて山火事が起きたりしてなんかとんでもないことになってるけど、いいのかしら。

ラストもよくわからん。大勢のヤーニーたちが集まって、黒い影を退散させるような…

まあ、遊んで考えてみてほしい。調べれば公式の解説とか考察とかあるんだと思う。

手応えのあるチャレンジステージ

本編は結構かんたんで短めなんだけど、それを補完するようにチャレンジステージというものがある。

本編の各エリアにあるアイテムを取るたびに開放されるエキストラステージみたいなもので、一種のやりこみ要素みたいなものかな。

まだほとんどやってないけどチャレンジステージは基本1画面だけのエリアで、罠や敵や仕掛けの向こうにあるヤーニーと合流するのが目標。

これが難しい。ずっとぐるぐるぶら下がって飛び続けることを要求されたり、タイミングがシビアだったり。仕掛けも、試行錯誤しないと進め方がわからないものがあるし、チャレンジステージではヒントが出ない。

本編が物足りなかった人にも十分満足できる内容になっていると思います。あとチャレンジステージをクリアするとオプションで変えられるヤーニーの外見が増えていく。

まとめ

誰でも楽しめる良質なアクションゲームって感じでした。

インディーゲームの雰囲気はありつつ、美しいグラフィックや紐の物理的な挙動なんかはしっかりできている。「LIMBO」とか「Cuphead」みたいな感じでした。

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