小説、本 スティーブン・キングの小説「アウトサイダー」の感想。テンポよい快作。ミスター・メルセデスっぽいけどイットにも関連してる。 ”TheOutsider”というキングの小説を読みました。この本、2019年12月現在まだ翻訳出てないみたいだけどもうアメリカでドラマ化されてる。最近のキングブームぶりはすごいものがあります。結論から言うととてもおもしろいお話でした。そんなに長くないし、テンポもよくてさっくり読みやすい最近のキングら... 2019.12.08 小説、本
小説、本 幽霊とかよりずっと怖い。鬱病の内面を描いた曽野綾子の短編「椅子の中」。 やっぱり個人的には幽霊とか怪奇現象とかより、人間が怖い。人間の怖さも2種類あって、一つは殺人鬼とかサイコパスとか、頭のおかしい人が物理的にもたらす怖さ。強盗とか、殺人とか。もうひとつは、まったく異質な人の頭を覗いてるうちに、自分もおかしくなるんじゃないかと思わせる怖さ。伝染しそうな狂気というか。鬱病... 2018.02.10 小説、本
小説、本 「トミーノッカーズ」の感想。キングのSFホラー長編で、アル中とヤク中の物語。 「IT」に続きスティーブン・キングが書いた長編。これもテレビでミニシリーズ化され、アメリカでは100万部以上だったか売れたベストセラーなんだけど、そのわりには他作品に比べてあまり評判を聞かない。その理由は、やっぱりこの本自体がそれほど一般受けしない出来だからだろう。それを考えると、ホラーというマイナ... 2017.12.29 小説、本