映画 映画「きさらぎ駅」の感想。実話怪談モノの映画化で、ネタは有名でよく出来てて、映画もまあまあ悪くない。 「きさらぎ駅」はかつて2ちゃんねるに投稿された一連のやり取りをひとつの怪談とみなしたもの。怪異の当事者が最初の投稿者となり、そこにリアルタイムでの投稿が積み重なり一つの実録怪談のようになっている。その後もリスペクトやオマージュが相次ぎ、いまでは一つの都市伝説に昇華した。 きさらぎ駅の書き込みは200... 2023.06.22 映画
映画 走るゾンビの傑作「ドーン・オブ・ザ・デッド」の感想。 ドーン・オブ・ザ・デッド。ロメロ監督のゾンビのリメイクで、もともとはのろのろ動いていたゾンビが全力で走り出した、よくも悪くも記念碑的作品。(走ったのは28日後のほうが先だけど) これがヒットして、ゾンビ映画量産が加速した感じがします。公開当時、新宿ルミネのスクリーンで映画の冒頭部分10分くらいを上映... 2020.09.15 映画
ドラマ キング原作ドラマ「アウトサイダー」の感想。キング映像化の中ではかなりいい出来。 スターチャンネルで放送されてるキング原作のドラマ「アウトサイダー」。 かなりできが良いって評判だったので見てみました。期待通りの傑作。キング原作のなかでも上位に位置するドラマでした。 原作の良さを損なわずに見事に映像化。 大筋はだいたい原作と同じ。高校の教師テリーが少年殺害の容疑で白昼逮捕される。目... 2020.08.22 ドラマ
映画 映画「ミスミソウ」の感想。陰鬱ないじめホラー。 いじめをテーマにした残酷なホラー漫画「ミスミソウ」の映画版。 監督は「先生を流産させる会」の内藤瑛亮。ちょっと期待して見たんですが、結果としては漫画に及ばない感じかな。 おおまかなストーリーは漫画と一緒。ただ迫力は漫画のほうがある。 主人公一家が田舎に越してきて、いじめられ、いじめがエスカレートして... 2020.08.07 映画
小説、本 矢部嵩「少女庭国」の感想。アンチバトルロワイヤルの不思議小説。人肉食。 不思議な小説。発想の面白さと雑さと、文章の新しさと雑さとが入り混じっていてどう評価したらいいのか困ってしまう独特な物語。 「少女庭国」という短編と「少女庭国 補遺」という中編で構成されてますが、あわせて一つの物語といった感じ。 「少女庭国」のあらすじ とある学校で卒業式の日を迎えていたはずの少女。彼... 2020.08.04 小説、本
小説、本 キング絶賛の幻の作家、シェーン・スティーヴンスの力作”By Reason of Insanity”の感想。連続猟奇殺人犯vs記者。 キングの「ダーク・ハーフ」で言及される幻の作家、シェーン・スティーヴンス。 スティーブン・キングの「ダーク・ハーフ」が再映画化されるらしい。 それはともかくダーク・ハーフといえば、前書きで言及されているシェーン・スティーヴンスという作家のことが気になっていた。ダーク・ハーフは小説家が主人公だけど、そ... 2020.07.17 小説、本
ゲーム Doom Eternal レビュー。傑作FPSの続編もまた傑作でした。さらにスピードアップ。グロいけど怖くはない。 Doom Eternalの感想。とりあえずウルトラバイオレンスでクリアしました。対戦モードはやってません。Xbox Oneでのプレイ。 プレイ ゲームは大胆に変化を取り入れてさらに進化した感じ。 プレイ感覚はそんなに変化ないんだけど、ダッシュという能力が備わって操作の楽しみが増した。これは空中でも地... 2020.05.02 ゲーム
映画 映画「ドクター・スリープ」の感想。原作に忠実かつ映画版「シャイニング」の続編としてもしっかりできてます。 ぎりぎり間に合ったので「ドクター・スリープ」を観てきた。 原作はまあまあという評価で、映画版はそれほど期待してなかったけれど映画「シャイニング」の続編であるという位置づけが明確になってから俄然興味が湧いた。はたして、前作との関連はどの程度なのか、どのくらい原作と違っているのか。そんな感じで観てきまし... 2020.03.22 映画
映画 リメイク版「サスペリア」の感想。オリジナルとは別物。独自要素をどう捉えるかで評価がかなり分かれそう。 熱狂的なファンをもつカルト映画「サスペリア」のリメイク。かなり難しいチャレンジであるとは予想できるけど、果たして出来栄えは。監督は最近活躍中のルカ・グァダニーノ。新しい「蝿の王」のリメイクも彼が監督するということですが。 見る前は、音楽がトム・ヨークとかで結構期待していたんですが、まあちょっと期待は... 2019.08.21 映画
小説、本 ジョン・ウィンダム「トリフィド時代」の感想。ゾンビの元相とも思える社会派SF、心地よい破滅ものの古典。 ジョン・ウィンダムの古典的SF小説、「トリフィド時代」。「トリフィドの日」というタイトルでも出ている。映画版は「人類SOS!」というなかなかの邦題がつけられています。新訳がでたということで、読んでみました。 これはとても有名なSF小説で、いわゆる心地よい破滅もの(コージー・カタストロフ)の代表作。で... 2019.03.31 小説、本