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「ボーダーライン」感想。麻薬絡みの犯罪捜査もの。ベニチオ・デル・トロ無双であり、ドゥニ・ヴィルヌーヴのいいところがよく分かる。

「ボーダーライン」というインパクトのないありがちな邦題でずいぶん損してる気がする。他の似たようなタイトルの映画に紛れてしまって、せっかくのドゥニ・ヴィルヌーヴ映画が目立たなくなってしまうのはもったいない。 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による犯罪アクションスリラー。 ネタとしては、麻薬カルテルの殲滅を目論...
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クローバーフィールドシリーズ第3作「クローバーフィールド パラドックス」感想。宇宙SFのいいとこ取りをしようとしたファン向け映画。

ネットフリックスで突然公開が発表されてみんなを驚かせた映画「クローバーフィールド パラドックス」。ただの映画じゃなくて、ヒット作クローバーフィールドシリーズの続編ってことにもびっくり。どうも、最初は劇場公開用に作っていた映画が、ネットフリックスに売却されたということです。「クローバーフィールド HA...
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「ダークタワー」の感想。原作は忘れろ。二丁拳銃アクションが冴える、一風変わったアクションファンタジー。

あれ?意外と面白い… そういうわけでスティーブン・キングの大作を映画化した「ダークタワー」を見てきたので、感想を書きます。 まずはじめに、原作の「ダーク・タワー」は全7部からなるダークファンタジー巨編で、著者はモダンホラーの帝王と呼ばれるスティーブン・キング。そして著者自身が、この作品こそ自分のライ...
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「葛城事件(かつらぎじけん)」の感想。次男じゃなくて、父親がサイコパスだった。

息子が連続殺傷事件を起こして崩壊した家庭を描いた映画。いくつかの実際にあった事件を元に構成されていて、事件を起こした犯人の言動、かれと獄中結婚をする女性の登場、事件の様子などに現実の要素が取り入れられているそうだ。 で、「息子が事件をおこした」せいで崩壊する家庭の話なのかと思ったら、そうじゃなかった...
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「極道大戦争」の感想。三池崇史、市原隼人とかのファン以外には見る価値ない。

三池崇史の映画は半分くらいでたらめなものだと思うけど、この「極道大戦争」もでたらめの極みのような映画。原点回帰を標榜していて、原点とは「デッド・オア・アライブ」みたいな映画のことらしい。 「デッド・オア・アライブ」はラストシーンがとても有名だけど、全体を通してみるとちょっと単調な映画だったと思う。で...
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映画「64-ロクヨン-」の感想。お涙頂戴が空回りしている印象。

前後編に別れた大作映画、64を見ました。うーん。残念ながら、微妙な出来栄えです。長いし、役者陣は力が入っているんだけど、なんか演技のテンションがおかしくてリアリティがない。 失われた昭和64年(=平成元年)に発生した身代金誘拐事件(=ロクヨン)を、時効直前に解決するという話だと思っていたのですが、実...
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映画「ゲット・アウト」の感想。差別問題と思わせておいて…よくできたスリラー映画。

だいぶ遅れて日本公開したので見ました。面白かった。結構びくっとさせられるサスペンス映画で、コンパクトに纏まっていてよくできている。 白人女性と付き合ってる黒人男性が彼女の実家に行って、閉鎖的な白人社会で恐ろしい目に遭う話…と思っていたし、宣伝とか、ポスターとか、だれもがそういう映画だと思うだろう。実...
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不評の「ダークタワー」早くもドラマ版で完全リブートか?

キング原作の「ダークタワー」。原作ファンにとっては散々な出来という評判は知っているものの、1月に公開されたら観に行く。まあ意外と面白いかもしれないし…いや、原作をはなれれば普通のアクション映画としてはそこそこ楽しめるはずだし… 「スターウォーズ 最後のジェダイ」をみにいったほうがいいとわかっていても...
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天才・楳図かずおの最新作「Mother マザー」の感想。

日本が世界に誇る天才楳図かずお。長いこと休筆中の天才がついに新作を発表。それがなんと、映画。自身初となる映画監督で、自伝的要素を含む映画を発表したのでした。 原作者自ら監督というと、スティーブン・キングの「地獄のデビルトラック」が思い浮かびます。これはとてつもない映画で、ウィキペディアのこの項目を読...
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「ノック・ノック」の感想。ひねりのない直球スリラー。女二人にぶち壊される家庭が痛ましい。

キアヌ・リーヴス主演、イーライ・ロス監督のサスペンス映画。 思わせぶりなカメラワークで何か裏がありそう…と見せかけて何もない、みたまんまのストレートな映画だった。 イーライ・ロスにしては珍しく「グリーン・インフェルノ」とか「ホステル」みたいな血みどろグロシーンはない。でもグロくはなくても、他人に家の...
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