小説、本

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ハヤカワ文庫「物質のすべては光」の感想。はっきりいって難しい。しかし簡単であると嘘をついていないだけ良心的。

ハヤカワ文庫の<数理を楽しむ>シリーズ、「物質のすべては光」の感想。 ノーベル物理学賞を受賞したフランク・ウィルチェック作の、量子力学についての啓蒙書。ただし、内容は難しく理解不可能である。うっすらと理解できたように思わせて、わからない。それはこの著者が本当の物理学者だからだと思う。これがサイエンス...
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「ルインズ 廃墟の奥へ」感想。無駄に長いという印象。

スコット・スミスの「シンプル・プラン」を評価したついでに、同じ著者の「ルインズ 廃墟の奥へ」の感想。 「シンプル・プラン」を書いた後にスランプに陥って小説が書けなくなった著者が、十年以上ぶりに発表した2作目。メキシコの人里離れた場所を訪れた旅行者たちが、森の奥で謎の人食い植物みたいなのに閉じこめられ...
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ビル・ホッジス三部作の完結編、”End of Watch(エンド・オブ・ウォッチ)”の感想。

スティーブン・キングのビル・ホッジス三部作の完結編、"End of Watch"を読んでみました。エンド・オブ・ウォッチとは、殉職した日のことをそういうみたい。あとは単純に、探偵の職が終わる時、という意味もある。 ホッジ"ズ"だと思いこんでいたがホッジスと読むみたい。 冒頭の献辞がトマス・ハリスに捧...
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スコット・スミス作の暗い小説、「シンプル・プラン」の感想。

ケータイの料金プランではなく、スコット・スミスが1993年に発表した小説。 舞台はアメリカ北部の雪の多い田舎町。町外れの森に小型飛行機が墜落する。その飛行機には大量の現金が積まれていた。偶然それを発見した主人公は、それを兄、妻、友人だけの秘密にし現金を自分たちのものにしようとする。 というお話で、当...
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「ダークタワー」予告編が公開されました!

スティーブン・キングのダークファンタジーの金字塔、「ダークタワー」映画版の予告編が公開された。映画はアメリカで8月4日公開予定。 さて、これをどう受け止めるか・・・。 「ロード・オブ・ザ・リング」が公開されたときは、ずいぶんハリウッド的な映画になったなあと思ったが、それは主にカメラワークとか音楽とか...
ドラマ

海外ドラマ 「アメリカン・ゴッズ」続報

2017/6/26追記 amazonプライムに入会して見てみました。面白いドラマです。感想はこちら。 まだ放映開始前だったみたいですね。まもなく4/30から放送開始です。 この原作について、ドラマ版製作開始以来様々な記事が書かれていたようですが、最近放送開始直前になっていろんな記事が出ているようなの...
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ダークタワーシリーズ”The Wind Through the Keyhole “「鍵穴を吹き抜ける風」 6/25発売!

発売されました。以下で冒頭試し読みできます。 すでにご存じの通り、キングの長編叙事詩ダーク・タワーシリーズが先日角川書店から改めて出版されることとなりました。 その際、ひょっとして後から書かれた中編"The Wind Through the Keyhole"も翻訳されるのかなーなどと思っていましたが...
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ロバート・M・パーシグ「禅とオートバイ修理技術」感想

今朝知った、ロバート・M・パーシグさんがなくなったそうです。享年88歳。 「禅とオートバイ修理技術」で一躍有名になり、一時は、かつてもっとも多く読まれた哲学書としても話題になりました。非常に寡作でもあり、というかこれ以外にあと1冊しか書いていません。当然、サリンジャーとかと比較されることもあったよう...
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元SAS隊員アンディ・マクナブが書いている、元SAS隊員が主人公のニック・ストーンシリーズの感想。

前に戦争ゲームをやっていたとき、武器の種類が沢山出てきて軍隊の種類もたくさんあるのに違いがよく分からず、そういう違いを説明してくれる本を探しているときにたまたまアンディ・マクナブの「ブラヴォー・ツー・ゼロ」と「SAS戦闘員」を見かけて、読んでみた。 結局、銃の種類は細かい違いは未だにさっぱりわからな...
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映画「ゴーン・ガール」の感想。佐藤正午「ジャンプ」。

デヴィッド・フィンチャー。「セブン」は思っていたのと違って、肩すかしを食らったような感じで気にいらなかったし、「ゲーム」も普通にみたら面白かったかも知れないが、煽りすぎの宣伝に乗せられて見たのが失敗だった。しかしそれ以外の映画は概ね面白いと思うので、やっぱりすごい監督かもしれない。たぶん「ソーシャル...
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