小説、本

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「ヨーロッパ炎上 新・100年予測」の感想。戦争はなくならない。

ジョージ・フリードマンの「ヨーロッパ炎上 新・100年予測 -動乱の地政学-」という本を読んだ。邦題はちょっと扇情的に過ぎるような気がする。基本的には良質な歴史書で、時代、範囲を(ロシアも含めた)ヨーロッパに限定してこれまでの歴史的経緯を分かりやすく解説してくれる。 そして、人が自らの出自に誇りを...
お金

判断ミス、バイアスの理由を脳の働きから解明する。「ファスト&スロー」の感想。

脳と意識についての著作を続けて読んだ。ひとつは「あなたの知らない脳」で、もうひとつは「ファスト&スロー」。どちらも、脳が自分の意識とは無関係に動いていることを前提にした本で、とくに「あなたの知らない脳」はそこから更につっこんで、意識そのものが、脳の活動の結果自然発生的に生み出されているもので、自我と...
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幽霊とかよりずっと怖い。鬱病の内面を描いた曽野綾子の短編「椅子の中」。

やっぱり個人的には幽霊とか怪奇現象とかより、人間が怖い。 人間の怖さも2種類あって、一つは殺人鬼とかサイコパスとか、頭のおかしい人が物理的にもたらす怖さ。強盗とか、殺人とか。もうひとつは、まったく異質な人の頭を覗いてるうちに、自分もおかしくなるんじゃないかと思わせる怖さ。伝染しそうな狂気というか。...
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「人造救世主」シリーズの感想。小林泰三の中では最低に近い評価の、対象年齢低めの読みやすいアクション小説。

「人造救世主」シリーズ。小林泰三の作品としてはもっとも評価の低いものの一つです。なぜそんなに評判が悪いのだろう。 これは「人造救世主」「人造救世主 ギニー・ピッグス」「人造救世主 アドルフ・クローン」の3冊からなるシリーズだけど、実質的には全部まとめて1つの話になっている。一応半年くらい間を置いて...
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「ダーク・タワー」原作の紹介。スティーブン・キングの長編ファンタジーで、多分映画とはだいぶ違う。

2018年1月公開の映画「ダークタワー」はスティーブン・キングの超大作「ダーク・タワー」シリーズが原作ですが、原作ファンからの評価は芳しくない。 「ダーク・タワー」はアメコミにもなったり、また映画化されたりしたことからもわかるように、キングのファン以外にも割と一般的にも人気があって、関心の高い...
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小野不由美「残穢」の感想。聞くだけで祟られる話が紹介されます。呪われないよう気をつけてください。

映画をみたので、原作も読んでみた。小野不由美の「残穢」。 この小説で描かれる怪現象の理由を、語り手は「延喜式」に出てくる触穢の概念で説明しようとしている。ある穢れが、徐々に薄まりながら周囲に広がっていく。いつかは消えるものの、仮に極端に力の強い穢れがあったとしたら、それは相当広範囲に、長い間影響を...
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「トミーノッカーズ」の感想。キングのSFホラー長編で、アル中とヤク中の物語。

「IT」に続きスティーブン・キングが書いた長編。これもテレビでミニシリーズ化され、アメリカでは100万部以上だったか売れたベストセラーなんだけど、そのわりには他作品に比べてあまり評判を聞かない。その理由は、やっぱりこの本自体がそれほど一般受けしない出来だからだろう。それを考えると、ホラーというマイナ...
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映画「シャイニング」とそれに対するキングの評価について思ったこと。

スティーブン・キング絶賛。この賛辞があてにならないことは誰もがわかっているが、それでもキングというネームバリューのもたらす効果を求めてかいまだに「キング絶賛」の文字を見かけないことはない。 スティーブン・キングのツイッターとか見ると活字中毒に加えて映画やドラマも見まくっていて、いろんなものをほめて...
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「蘭に魅せられた男―驚くべき蘭コレクターの世界」の感想。 変人プラントハンターの姿を通じて人生の意味を浮き彫りにする好著。

西畠清順がクリスマスツリーの件で批難を浴びているのを聞いて、この本を思い出した。 西畠清順の件については、どこが悪いのかさっぱりわからない。 氷見の木を神戸に持ってきて、神戸の復興を祈念して世界一のクリスマスツリーとして飾るという行為。それが偽善だとか自然破壊だといってけっこうな批判を受けている...
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「世界を騙しつづける科学者たち」の感想。

真っ黒で、一見すると陰謀論者の手になる怪しい本に見えるけど、中身はまっとうな本。 一部の科学者がいかに真実を歪め、虚偽の情報を流し、国民を混乱させているかを告発したもので、その目的、手段が克明に描かれている。 上巻の帯には 米国の中枢から偽情報をバラまく「御用学者」の実...
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