小説、本 ピーター・ストラウブに感じるちょっとした違和感 ストラウブ自身の気になる点。おもにlost boy lost girl から。 まず、人物の描き方。 虐げられた女性が(虐げる自己中心的な男とセットで)多く出てくるのは、これはストラウブの癖なので構わない。問題はでてくる女性がみんな美しくて、その美しさもただただ美しい、目が眩むほど美しい、今までみた... 2017.01.22 小説、本
小説、本 ピーター・ストラウブの”lost boy lost girl”のあらすじ、感想その2 ストラウブの"lost boy lost girl"でよく分からなかった点などについてのメモ書きです。 ネタバレしています。 まず、リリー・カレンダー=ルーシー・クリーブランド。リリーはカレンダーの娘で、ナンシーは存在を知っていながら(そのままではカレンダーにいずれ殺されると感じながら)、助けなかっ... 2017.01.22 小説、本
小説、本 ピーター・ストラウブ “lost boy lost girl”のあらすじと感想 母親の自殺、息子の失踪、過去の連続殺人鬼、現在の連続殺人鬼、呪われた家、幽霊。といったキーワードをみるとホラー小説っぽいけれど、読んだ感じはホラーっぽくない。 ネタバレしています。 主人公は作家のティム・アンダーヒル。義理の妹であるナンシー・アンダーヒルがはっきりした理由もなく自殺して、その一週間く... 2017.01.22 小説、本
小説、本 ピーター・ストラウブ「フローティング・ドラゴン」その2 ストラウブの「フローティング・ドラゴン」の感想。読んでいて思い出した小説があった。 この小説を読んでいて思い浮かぶのは、ジェームズ・ハーバートの「霧」とキングの「IT」。 「霧」はイギリスの小説で、地震で政府の化学兵器が漏れ出し、それが霧状に流れてロンドンとかを覆い、それを吸った人はみな発狂しておか... 2016.12.25 小説、本
小説、本 ピーター・ストラウブ「フローティング・ドラゴン」その1 「フローティング・ドラゴン」”Floating Dragon”はピーター・ストラウブが1982年に発表したホラー小説。 海岸沿いのハムステッドという町を襲う災厄を描いたホラー小説で、表面的には怪異の原因が三層になっていて、 まず連続殺人鬼が野放しになっていて何人もの犠牲者が出ているという問題があり、... 2016.12.24 小説、本
小説、本 好きな作家、ピーター・ストラウブとおすすめ作品の紹介。 好きな作家の一人、ピーター・ストラウブ。日本ではあまり馴染みがないけれどアメリカではベストセラー作家、らしい。スティーブン・キングと「タリスマン」「ブラックハウス」を共作していて、アンソロジーを編んだりもしているので、それなりに評価されているはず。 ストラウブが日本で紹介されはじめたのは、角川ホラー... 2016.12.17 小説、本
小説、本 スティーブン・キングの大作「ザ・スタンド」の感想。変異型インフルエンザウィルスで99%の人類が死滅。その後に待ち受けるのはどストレートな善と悪の対決でした。 2019年2月追記:CBS ALL Accessで再映像化が決まりました。全10話のドラマ。監督はジョシュ・ブーン。 昔、翻訳が出たときに、買おうかな、どうしようかなと迷って、その時はお金がなくて買わなかったのがスティーブン・キングの「ザ・スタンド」。 その頃はキングをあまり熱心には読んでいなかった... 2016.12.14 小説、本
ドラマ ニール・ゲイマンの「アメリカン・ゴッズ」ドラマ化。 2017/07/16追記 7月16日現在、この本は絶版品切れで文庫化もされていない。ドラマが公開されるのにあわせて再版したり、文庫化したりしてもいいはずなんだけど。版元は角川書店。スティーブン・キングの「ダーク・タワー」シリーズは、おそらくは原作ファンにとっては悲しい出来映えになるであろう映画の公開... 2016.12.09 ドラマ小説、本
小説、本 キングの「ファインダーズ・キーパーズ」”Finders Keepers”を読んだ感想。 2017年8月4日追記:日本での発売日が決まったみたいです。 2017年9月29日発売。やっぱり白石朗訳で、上下巻。以上、追記終わり。 キングのミスター・メルセデスの続編。ビル・ホッジズ3部作の2作目です。 ビル・ホッジズ3部作の2作目。近所に売ってなくて長いこと探していたが、たまたま見つけたので買... 2016.09.20 小説、本
小説、本 キングの「ミスター・メルセデス」”Mr. Mercedes”の感想。とても面白い。(ビル・ホッジズ三部作) 相変わらず結構な頻度で書き続けているスティーブン・キングの2014年の新作"Mr. Mercedes"を読みました。 キングは一般的にはホラー小説家と思われていると思いますが、実際には幅広いジャンルの小説をたくさん書いていてふつうの大衆作家なんではなかろうかと思います。 今回読んだ「ミスター・メルセ... 2015.08.04 小説、本