小説、本

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清水潔「殺人犯はそこにいる」の感想

本屋さんで、表紙に手書きの文字でびっしり「申し訳ありません。僕はこの本をどう薦めればいいのか分かりませんでした・・・」みたいな宣伝がかいていある文庫があって、ずいぶん自身のあるミステリーだな、すごいトリックとかがあるのかな?と思って手に取ってみたら、ノンフィクション・・・北関東・・・あれ? なんか見...
小説、本

「オフィサー・ダウン」 つまらない警察小説。

前に読んだつまらない小説のことをふと思い出し、しばらくねばってようやくタイトルを思い出した。 「オフィサー・ダウン」という小説。テリーザ・シュヴィーゲルという女性の作品。ハヤカワミステリにあって、+暇つぶしになんとなく手に取ったのだと思う。アメリカ探偵作家クラブ賞受賞とあったのでまあクオリティは保証...
小説、本

貴志祐介「ダークゾーン」の感想。ひたすらエンターテイメント。将棋小説の傑作だと思う。

貴志祐介の小説はどういうわけかほとんど読んでいる気がする。寡作だけど、一作ごとにリーダビリティが向上している気がする。もともとエンターテイメント性の強い作家だけどほんとに読みやすく、「新世界より」「悪の教典」なんかはそこそこ分量あるのに一気読みしてしまえそう。 「ダークゾーン」。貴志祐介のなかでもこ...
おもったこと

楳図かずお「恐怖への招待」の感想。

小説家がエッセーを書くことはよくあるが面白いエッセーを書くことは少ない。たぶん、読み手はその作家の小説レベルの面白さを期待して読むのに、書かれているのは(たぶん)事実に基づいた小話程度のもので、読者の期待に応えられないからだろう。まあ小説じゃないからしょうがないんだけど。あとは新聞とか雑誌の連載とか...
小説、本

ピーター・ストラウブ “in the night room” 感想

ピーター・ストラウブの"in the night room"を読んだ。 lost boy lost girlの1年後に出版された直接の続編で、主人公は同じく作家のティム・アンダーヒル。密接に関連しているもののテーマは違う。 lost boy lost girlでは、甥であるマークの死という、主人公の...
小説、本

キングの「ダークタワー」角川文庫で新装版発売!

今日、本屋にいって初めて知った。スティーブン・キングの長編ダークファンタジー「ダークタワー」が、なんと角川文庫から新しく出版されていました。最初の邦訳も角川でしたが、その時は第4部までで終わっていました。このたびダーク・タワー映画版が夏に公開されるのにあわせてどちらもプロモートしようということでしょ...
小説、本

村上春樹とノーベル賞。たぶん、取れないと思う。

村上春樹の新作がでました。「騎士団長殺し」。また馬鹿売れするのでしょうか。そして村上春樹といえば必ず話題に上るのがノーベル賞ですが、はたして受賞できるのか。 今のところ出来ないし、村上春樹自身も受賞するとは思っていないし、毎年騒がれるのを内心迷惑に思っているに違いない。そもそもノーベル賞に文学を評価...
小説、本

ポール・オースターの新作”4321″が面白そう

アメリカの小説家ポール・オースターが新作を発表しました。"4321"という面白いタイトルの小説。 オースターと言えば「シティ・オブ・グラス」(=ガラスの町)、「幽霊たち」「鍵のかかった部屋」なんかが流行って日本でもだいぶ読まれたと思う。もっとも露出度が高かったのは、「スモーク」「ブルー・インザ・フェ...
おもったこと

アメリカでオーウェルの「1984年」が売れているけれど、トランプ大統領とはあんまり関係ないと思う。

ジョージ・オーウェルの「1984年」がアメリカで馬鹿売れしているそうだ。こないだ久しぶりに本屋さんに行ったら、「動物農場」と「素晴らしい新世界」の文庫が平積みになってた。やっぱり強権的なトランプ政権の誕生にあわせて、ディストピアものを推していこうということなんでしょう。「1984年」は本当にかなり売...
小説、本

「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」(アメリカン・スナイパー原作)の感想。

クリス・カイルという、イラク戦争で公式に150人以上を狙撃して殺害し、悪魔と恐れられた伝説のスナイパーの自伝。というより、映画「アメリカン・スナイパー」の原作といったほうがわかりがいいですね。早川書房で文庫化された際には「アメリカン・スナイパー」というタイトルに変更されています。 これ、たまたま映画...
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